デレク・ジャーマン
はじめてその黒い小屋を知ったのは
デレク・ジャーマンの庭という写真集だった。
もう4,5年前になるかな、
友人が貸してくれた一冊の本。
真っ黒な小屋に、流木や石や、クリスマスローズ。
それまでは、庭といえばイングリッシュガーデンのような
写真集しか見てこなかったので、この写真集は衝撃的だった。
家が黒いの~?ってはじめは驚いたけど、
すごく印象的で心の深いところできゅっと、とまった。
石や流木が美しい、と感じるようになったのもこの本からかもしれない。
以来、頭のどこかに黒い小屋のイメージがあって、
私なりの黒い小屋を、大事に温めていたんだけど、
最近、黒いログ、多く建っているのをよくみかけます。
*
この頃フットワークが軽くなって、
こっちの小屋にもよく行くようになりました。
偶然みかけたときはまだ建設中で、人もいなくて
「あ。あたしの小屋がある!」と思ったほどです。
ほどよく小さく、多くない商品がならんでいるところが好き。