かえでの葉。こんなところで、うまれたて。
あやさんはクールなナイスガイと言いたいけど、女性です。
すごく魅力的な人で、その魅力はひとこと、ふたことでは言い表せないけど、
まず一番にあげるとしたら慈愛の人。深い。
小さな子供にもお年寄りにも
さみしそうなひとりぼっちにも
すーとやさしく何気なく粋な言葉をかける。
何気なく、というところがとても上手。
死にそうなカメにも、足のとれたかまきりにも、ミミズにだって
彼女は両手で大切に救い上げ、幸せに育ててくれる。
慎み深い人だから、そんなことないよ、って笑う。
*
徳をつむ、そんな話。
その天使は、寿命がきれる人を天国に導くため、下界に降りてきます。
もうあとがないなーという人のそばにいて、命がとだえると天国へつれていく。
いつものように天使は下界に降りて来るが、今度のその男は、
寿命がきれそうになると、身体のまわりのオーラがそれを守って、
なかなか寿命がきれそうで、きれない。
いつか寿命が切れるだろうと、天使は見守りつづけるが、
なくなったなーと思うと、またオーラが出てくる。
一向にオーラがとだえない。
不思議に思って、よーくそのオーラを見てみると、
ミミズやら、ネズミやらの感謝が、その男を守っている。
小さな生き物を助けたり、たくさんの親切を繰り返すから、
いっこうにオーラが途絶えるとこもなくて、
本人も気付かないところで、結果いろんな感謝に守られていた、
と、いうお話。
あやさんは、徳を積む人です。