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Jul 6, 2005
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このレコードは正真正銘スティービー・ワンダーの処女録音作品である。

Motownのプロデューサーで彼の親代わりでもあったクラレンス・ポールと共に10歳から12歳までの間にマイペースに録音された音源をまとめ63年にリリースされた。

生まれながらにして盲目の彼にとって、希望の光をくれたのは、同じ盲目で、当時すでに成功していたレイ・チャールズだった。

本作は、まだ無名だったスティービー少年が憧れのレイ・チャールズへの思いを歌い綴った感慨深い作品である。

内容も60年代のMotownが持っていた爽やかで甘酸っぱい感覚が随所に散りばめられ、まだ若いスティービーの歌声も抜群のリズム感で、天才の片鱗を感じさせる。

ステイービーの魅力は70年代の3部作に象徴されるが、僕の最近のヒット映画「永遠のモータウン」と「Ray」の世界感を知る興味深い作品だ。






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最終更新日  Jul 14, 2005 08:12:55 PM
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