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鎌倉の隣、藤沢は古着の町です。ですから湘南で育った方なら1度は古着の世界に興味を持った事があるはずです。10代の頃、ある古着屋の店員さんに憧れて集め始めたデニムジャケット、もう半世紀も経とうかという過去の遺物です。 その店員さんは様々なお店を経たのち、藤沢を離れてしまい、一時代が終わった空虚さの中で懐かしくも古着の事を書いてみようと、いくつかクローゼットから引っ張り出してみました。デイリーユースな感覚を持った物を少し。 写真左上はその店員さんにやっと自分の名前を覚えてもらった頃に彼のお店で購入した、50年代のアメリカ海軍のカバーオール、丸襟が本当にかわいいです。写真右はアメリカの大手デパートSEARSのHERCULESというブランドのセカンドタイプ、60年代のものです。このブランドはPB(プライベート・ブランド)という手法で、廉価で高品質なアイテムをたくさん提供しました。
そして僕が大好きなLEVI'Sの70505のキャピタルE、60年代の物です。デニムがワークウェアからファッションに移行していく過程のデザインで身幅も細目に出来ています。A.P.CのGジャンがこのモデルを参考にしていて、どうせならオリジナルで濃い色の物をということで購入しました。 ゆっくりと時間をかけて集めてきた物だから、その時折の出来事を思い出します。良い事ばかりではなかったけれど、今では自分を構成する大切な要素、それは心の奥で深く鎮座しているかようで、時に鮮やかに甦るのです。この藍色のように。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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