カテゴリ:インテリア・暮らし
職人の手によって丹精に作りこまれた木製の建具、そこにはめ込まれた擦りガラスは、建物の内部を隠すという役目を持ちながらも、採光性に優れています。擦りガラスを通り抜ける陽のひかりはとても柔らかくて大好きです。しかも空間を遮断するという感覚がないので、朝起きて擦りガラスの前で顔を洗うと、外の温度や天気を容易に感じることが出来ます。 毎日を克服していくうちに自分で自分の事が分からなくなってしまうもので「今日の感覚」を体に染み込ませていく事で「心の在り様」を認識できています。 以前ある小さな企業を経営されている方に「一緒に仕事をしづらい人は、能力の高い、低いよりも、自分の能力を理解できていない人」という話を聞き、はっとした事を覚えています。「能力を理解できていない」というのは悪い言い方をすれば自分を過信しているという事で、僕も20代の頃は何者でもないくせに根拠のない自信に溢れていました。 周りの誰よりも自分で自分の事が大好きだったから、愛される隙みたいなものも狭くしていたのかもしれません。意識の高い人達と接する事で、情けないくらい自分の短所を知りましたが、その事で自分を理解する事ができてきました。 30歳を過ぎ肩の力も抜け、自分らしい暮らしをしながら、年月と共に少しづつ自信の根拠を積み重ねていきたいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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