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カテゴリ:お役立ちのコト
<緑のカーテンで節電を/宇都宮で無料配布> 「節電の夏」に向け、植物で日陰を作る「緑のカーテン」用にゴーヤーの苗の無料配布が18日、宇都宮市内で行われた。環境対策や緑化を推進する市民団体が企画。市内2カ所で合わせて400人分として800株を用意したが、30分ほどですべて配り終えた。担当者は「涼しいだけでなく、食べる楽しみもある。種をとって毎年育ててもらえれば」と、取り組みの広がりに期待している。 「緑のカーテン」は、窓辺やベランダに、ゴーヤーやアサガオなどのつる性の植物を、ネットに巻きつけるように育てて作る。直射日光を遮り、風が抜けやすくなる効果がある。 ゴーヤーの場合、6月までに苗を植えてネットを張り、つるが伸びてきたらネットに手で巻きつける。1日2回の水やりと2~4週間に1度の施肥が必要。7月に花が咲いてから2、3週間後に実を収穫できる。 ◇asahi.com 2011年06月19日 夏に向けて様々な節電対策に関心が寄せられていますが、最近よく耳にするのが「緑のカーテン」という言葉ですね。 植物の種や苗を販売するサカタのタネでは、福島原発の事故後、東京電力が今夏の電力不足を発表した3月25日以降、緑のカーテンに適した「つる性植物」の売り上げが大幅にアップしたと伝えています。昨年より、ゴーヤは1.6倍・ヘチマは2倍売上があり、5月~6月は各地のホームセンター、園芸店、JAなどで売り切れが続出!品薄状態が続いていました。個人の節電意識が高まっているという事の表れですね。 ●野菜だとまずゴーヤがあげられますね。 ☆ゴーヤの特長は? 熱帯アジア原産の野菜。。果実は苦み成分があり、食欲増進と夏バテの防止に役立ち、ゴーヤチャンプルーなど沖縄料理には欠かせない野菜です。 苦み成分があるため害虫がつきにくく、病気にもかかりにくいとの事。初心者が栽培しやすいお野菜です。 ☆栽培環境・土づくりは? 日当たり、水はけ、風通しのよい畑で栽培します。植えつけの約2週間前に1平方メートル当たり苦土石灰150g、1週間ほど前に完熟堆肥3kgと有機配合肥料80~100gを目安に施します。うね幅100cm、株間90cmを標準とします。 ☆タネまき・植えつけ方法は? ニガウリは高温発芽性作物なので、適温(25~30℃)を確保してタネまきします。タネの皮が厚くかたいので、一部を爪切りなどで傷つけ、一晩水につけてからタネまきすると発芽が早まります。3号(9cm)ポットに3~5粒ずつまいて、1cmくらい土をかぶせます。元気のよい苗を1本残し、本葉4~5枚の苗に仕上げて、畑に植えつけます。 ☆育成のポイントは? ニガウリは低温には弱いので、地温が十分に上がってから植えつけます。つるが伸びてくるので、 200cmくらいの支柱を立てます。整枝は、放任でも、本葉5~6枚のときに摘芯をして子づる3~4本伸ばしても、どちらでもよいです。栽培期間が長いので、生育の様子を見ながら、株のまわりに追肥します。 ツルが伸びすぎないように注意して下さい。 自宅の窓の高さまで育ったら、ツルの上部を切り取ると、高さを揃えられますし実の収穫も楽に行えます。梅雨が明けるとつるが急速に伸びて、あっという間に想像以上にたくさんの実がなるとの事です。実がなりすぎると処分に困りますし、葉が育ちにくくなるそう。緑のカーテン効果が薄くなる事もありますので、管理は怠りなく行うことが必要のようです。 ゴーヤは他の植物に比べ、大量の水を消費します。あの巨大な葉っぱや果実の水分を保つため仕方がありません。ですので、梅雨のこの時期がゴーヤの栽培を始めるベストタイミング!です。これから種をまいたり苗を植えたりすれば、残暑が厳しい9月までは葉も株も十分に茂ります。チャレンジしてみようかな?と思って躊躇している方、ぜひ猛暑を省エネで乗り切るためにも、今のこの時期から種まき等を始めてみて下さいね。 ☆病害虫・生理障害対策は? 病気には強い作物ですが、うどんこ病やべと病などを予防するため、株間を広くとり、日当たりと風通しをよくします。アブラムシは、葉に集団で寄生して吸汁し、株を弱らせます。アブラムシは光るものを嫌う習性があるので、シルバーマルチやテープで飛来を防ぎます。ハダニは葉裏に強く散水をして、流し落とします。 ☆収穫・保存・利用は? 開花後15~20日たち、果実の形ができたら収穫します。とり遅れると生育が早いので、すぐに色づき、果皮が裂けてしまいます。また、とり遅れると株が疲れる原因にもなるので、若どりを心かげます。 沖縄の名物料理・ゴーヤチャンプルーは豆腐、卵、豚肉などと炒めたものです。酢の物、漬物にも利用できます。 ☆花の場合はアサガオが一般的です 品種は比較的繁茂しやすい『アーリーコール』や西洋アサガオの『ヘンリーブルー』がいいとの事です。 ヘンリーブルーは9月頃に咲く青いアサガオで、咲く時期が遅い分、株がよくできるので、緑のカーテンにはすごく適した品種だそうです。 ◇参考:サカタのタネ そんな良いこといっぱいvなゴーヤの「緑のカーテン」ですが、専門家の方は、夏が過ぎた秋が要注意!だと報じています。 以下、東京農業大学の教授、近藤三雄さんのお話です。 ・ゴーヤの大きくなった実は台風などで揺れ、窓ガラスを破損したり落下して人を傷つけるおそれがある。 ・ヘチマでもヒョウタンでも、撤去するのは簡単に行えないので、植える場所の選定は慎重に慎重にしてほしい。 ・・・との事ですよ。 台風シーズンになると「実のなる植物」は気をつけなくてはいけないのです。これも初心者にとっては落とし穴です。マンションなど高い建物で大量に育てていると、こうした危険があるんですね! ハハは緑のカーテンの育成を断念しました。作りたい所に作れない事が判明した為ですが、ムリムリ他所に作っても管理出来なくなると思ったので。 代わりにジューン&ブルーベリーちゃんを植えましたvブルーベリーは実が色付いて来てとても可愛いですよ~! 何かと一筋縄では行かない、植物の育成。苦労も多いですが、それも楽しみ♪と思ってくれる方が増えるといいですね。
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最終更新日
2011.06.24 00:08:35
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