ツインズママのカラダにイイモノ・ココロにイイコト

ニュースなどでは、11日が「鏡開きの日」として報道されていて
お正月に飾っておいた鏡餅を、手や木槌で割って
（包丁の使用は、武士の切腹を連想させ縁起が悪いのでNGなのだとか)
お汁粉などにして食する様子が流れたりしていましたね。
ツインズの保育園でも、11日のおやつは「お汁粉」でした。
普段は「あんこ系」のモノが苦手な双子ですが
この日ばかりは二人とも
年中行事をしっかり堪能してきた模様です♪


☆鏡餅ってすごいんです！
丸いお餅を、昔の鏡の形に見立てた所から来ているのだそうで
青銅製の丸形の鏡で有名な「三種の神器」の一つ
「八咫鏡（やたのかがみ）」を形取ったものとも言われています。
また、お餅に乗せる橙(ダイダイ)は
「八尺瓊勾玉（やさかにのまがたま）」に
串柿が
「天叢雲剣（あめのむらくものつるぎ）」にと
それぞれに見立てた物であるとされています。
ありがたい意味がぎっしり詰まっている「鏡餅」は
お家の中で、歳神様が鎮座するための場所になるとの事。
今まで鏡餅に対して
「縁起のいいお正月飾り」位の認識しかなかったです(;^_^A
この様な深い意味があるなんて、全く知りませんでした・・・。
日本人としては、ちょっと反省モノですね。


☆鏡開きの日は地方で違う？
「鏡開き」は
新年の仕事・行事初めの儀式の一つとされていて
「一年の、一家一族の無事息災」が約束されるという
大切な意味がある行事なのですが
鏡開きの日や掛け声など
やり方は地域によって異なるそうですね。

新年に際し
歳神様を迎える為の道しるべとして「門松」が置かれますが
この松飾りのある期間のことを「松の内」と言い
神様が家に居らっしゃる期間も、この「松の内」の間なのだそうです。
（この期間中、歳神様が鏡餅に鎮座されるのですね。）

関東地方では、1月7日までがその期間とされているので
松の内が明けた11日に「鏡開き」をするのはその為です。
そして15日には
お正月飾りを神社などで燃やす「どんど焼き」が行われて
一連の年始行事が終了となる訳です。

しかしながら本来は
「1月15日の小正月までが松の内」とされていたそうですが
江戸時代に「1月7日までが松の内！」と変更になり
それから現代まで、1月7日まで・・・というのが一般的になりました。
その変更理由はというと
「徳川三代将軍家光が1月20日に亡くなったから」なのだとか！
・・・そんな理由で変更出来てしまうんですね～びっくり。

昔は「二十日正月」といって
1月20日に鏡開きを行っていたそうですが
徳川家光が、慶安4年4月20日に亡くなった為
月命日の20日を避けて、鏡開きを1月11日に変えたそうです。
そして
松の内が終わる前の11日に鏡開きするのも不自然との事で
松の内も7日に変えちゃえ！・・・となった模様です。

まだ歳神様がいる（といわれている）15日前に
お正月飾りを撤去して
その上、鎮座している鏡餅を割ってしまうなんて・・・。
もとは武家社会の行事との事なので
徳川家の御達しなら、日付変更もやむなし！なのでしょうが
ハハが歳神様だったら
「人間一人が死んだ位で何やっとんじゃ～」とキレてますわ絶対！

仕事上の都合や時代の流れで
1月7日までが「松の内」とする傾向もあるそうですが
関西地方では、今でも15日までが「松の内」とするトコロが
多いようです。


☆食べてこそ意味があるそうですよ♪
現代では、なかなか「鏡餅」を開く機会もなく
お飾で終わっているご家庭も多いと思われますが
それだと非常にもったいない！のだそうですよ。
（・・・あ～自分で書いてて耳が痛い・笑）

はじめに書いた様に
歳神様が宿った「鏡餅」を開く事で
神様をお送りし、お正月の一区切りとします。
そして、神様の力が宿った鏡餅をいただく事で
その力を授けてもらい
その年の、一家一族の無病息災を願う意味があります。
なので
「供えて・開いて・食べて」こそ鏡餅の意味もあるのですよ。
ただ飾って終わりでは、非常にもったいないのです！
ぜひ今からでも鏡開きをして下さいね。
ハハも忘れずに実行します～。

「年がかわっただけで、なにもわざわざ特別なことをしなくても？」と
案外思っている方も多いかと思われますが
せっかく季節の移り変わりのある日本に生まれ
それと共に生きているのですから
「特別の日」は「特別」に楽しんで過ごすのも
絶対にいいのでは？・・・と思います。
年中行事の意識度が低い「イマドキ家庭」の我が家ですが
子供達にはきちんと、行事の由来や意味は伝えていきたいですね。
折々にある行事を想い
その心を大切に過ごせる年に出来たら・・・素敵じゃですかｖ

皆様のお家は、どのように過ごされましたか？