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1000万年前のものとみられる、巨大なクジラの祖先の
ほぼ完全な化石が発見されニュースになっていますが なんと見つかったのは 「海無し県」といわれる我らが栃木県なのでありますv 今回発見された場所は、宇都宮市東部の鬼怒川河岸で 見つかった化石は ナガスクジラやミンククジラの祖先にあたる種と考えられています。 体長およそ8メートル、頭から尻尾の部分の骨まで揃っていて 指の骨や耳石につながる小骨など、めったに出土しない細かい 骨がまとまっているという、極めて珍しい産出形態で発見された とても貴重な発見と言われています。 県立博物館などが現在も発掘調査中ですので、もしかすると近日中にも また新たな大発見があるかも知れないですね。 発見現場周辺は、これまでもイルカ、貝などの化石が発見されていて 化石収集家や研究者の間で注目を集めてきたそうですが クジラの全身に近い化石の発見は、今回が初めてとの事です。 なぜ海のない内陸の栃木県で、クジラの化石が見つかったのか。 実は、およそ1000万年前の関東平野は、現在の栃木県や群馬県を含む 大部分が海の底だったそうです。 栃木県立博物館によると、当時、入り江状になっていた宇都宮周辺の海は 常に赤潮が発生し、魚などの生息に不向きな環境だった為、クジラなどが 死んでも食い荒らされる事なく、ほぼ完全な形で見つかったのではないか ・・・という事です。 1000万年前だったら、海の底で決して逢えなかったのに 1000万年後に陸地になったおかげで、こうして逢えたのです。 多くの出来事は、すごい偶然と奇跡が重なって起きてるかと思うと ちょっとロマンを感じずにはいられませんね。 県内で完全に近いクジラの化石が見つかるのは極めて珍しく 同館で常設展示されている、約1200万年前のオオガネクジラ以来 約30年ぶりとなるそうです。 世界的発見とみられる今回の「クジラの化石」は、調査が終わり次第 全身骨格の復元が行われて、早ければ4月中にも同館で特別展示される 予定なのだとか!公開がとっても楽しみですね♪ ☆関連ニュース: FNNニュース みんとは天然石スキーなのですが、中でも あのジュラッシックパークで話題になった「琥珀」が好きなのです。 「琥珀」は木の樹脂が地中に埋没して、長い年月をかけて固化した物。 有機物が長い年月を経て石のように結晶になるなんて とても不思議で、面白いと思いませんか? 遠い記憶をその体に内包していて 誰かと出会うために、そっと土の中で眠っている。 化石も琥珀も、共に生物に起源するものが 長い年月をかけて形になって現われた所なんて、とても似ていますよね。 両方の、そんないじらしい面が大好きなみんとでした(^^)
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