今日は「夏土用入」です。
雑節のひとつで、この日から立秋の前日までが「土用」の期間。
立春、立夏、立秋、立冬の前の18日間の事をいいます。
この間の丑(うし)の日(今年は7/27)を 土用の丑の日としてうなぎを食べる習慣が今も残っていますね。
この習慣は平賀源内が提唱して始まったとか。
江戸時代の夏の「土用の丑の日」には
桃の葉を浮かべたお風呂に浸る習慣もあったそうですよ。
桃の葉の成分「タンニン」が
夏場に出来やすい「汗疹(あせも)」や「湿疹」に効果的なのだそうです!
皆様ご存知でしたか?
今年は7月27日が「土用の丑の日」になります。
今年はうなぎの価格高騰で
多くの一般家庭では、口に入り難いくなるかも知れませんね…(T0T)
最大の原因は稚魚の不漁です。
稚魚の価格は、3年前なら1キロあたり平均60万円が相場でしたが
今年は、200万円を超える取引もあったそうです。
日本は今、品薄を補うために
外国から大量に輸入していますが
この輸入が、ワシントン条約で禁止されるかも知れないのです!
何故なら
アメリカが、野生の動植物の保護を目的とする「ワシントン条約」で
ウナギの国際取引を規制する検討を始めていることが分かったからです。
ヨーロッパでは、既に5年も前から「ヨーロッパウナギ」が
ワシントン条約で規制の対象になっていた為
「アメリカウナギ」が人気となり、ウナギバブル状態なのだそうです。
ところが、そのアメリカで環境保護団体から
「アメリカウナギ」も規制の対象にすべきだとの訴えがあり
国は検討を始めたという事です。
このニュースを
フジテレビ「情報プレゼンターとくダネ!(18日放送分)」内で
番組キャスターの小倉智昭さんが
「日本の食文化に対し海外は辛く当っていない?」と 発言されたそうですが
このコメントに、女優の高木美保さんが
「本来、どのくらい自然界に生息しているのか
食文化を持っている国が生態系をきちんと調査していなければいけない。
きちんとした論拠を持っていないからこういうことが言われてしまう」
…と指摘されたそうです。
(参照記事:「J-CAST」テレビウォッチ 2012/7/18 15:11配信)
みんと家では
特に、食べる・食べない論争は起きていません(笑)が
生息数の減少や規制という関係で
日本独特の「季節の風物詩」的な物が無くなって行くのには
ちょっと寂しい物がありますね。
日本も「夏のみ食用可!」みたいな努力をしていかないと
けない時代になったのかも知れないですね。
「年中、食べたい物が手に入る」
そんな時代も、近いうちに変わって行くのでしょうか。
何かさびしいですね
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