ケンコーコムから 「2006年売れ筋健康食品番付」を発表。 |
番付 | 【東】 | 【西】 |
■横綱 | ファセオラミン(白いんげん豆) 5月に放送された健康情報テレビ番組で、「白いんげん豆を3分程炒ったものを粉末化し、ご飯にまぶして食べる等のダイエット法」が紹介され、同番組の放送時間帯に6万件を超えるアクセスが殺到しました。その後、そのダイエット法を行った視聴者から、“嘔吐”や“下痢”の症状が多数寄せられたと報道され、番組から“番組で紹介した『白いんげん豆を使ったダイエット法』を止めるようにお願いします。”という注意喚起も行われたことでも話題になりました。“嘔吐”や“下痢”の症状を引き起こしたのは、ダイエット効果があると紹介されたファセオラミンではなく、加熱不十分のために残っていた生豆に含まれるレクチンなどの成分である可能性が高いため、報道後は、白いんげん豆から抽出される「ファセオラミン」という成分が含まれたサプリメントへの人気が高まりました。 | 杜仲茶 8月に放送された健康情報テレビ番組で、メタボリックシンドローム対策として紹介されたことから、話題となり、注文が集中しました。「杜仲」は、中国西南部原産地の落葉高木トチュウの樹皮で、古くからその若葉を干して焙じたものが、保健用のお茶として民間で飲まれていました。定番の健康茶の一つで、これまでも何度かブームが起きていましたが、今年改めて注目されたのは、肥満による内臓脂肪の蓄積が、高血圧、糖尿病、高脂血症をひきおこし、動脈硬化を進行させるという「メタボリックシンドローム」に対する関心の高さが背景にあるといえるでしょう。 |
■大関 | チアシード 「チアシード」は、サルビアの一種の果実の種です。水分と共にとるとお腹の中で膨らみ満腹感を得られダイエットのサポートになると、5月に放送された健康情報テレビ番組で紹介され人気となりました。 | MBP 「MBP」は、ミルク・ベーシック・プロテイン(Milk Basic Protein)の頭文字を取ったもので、日本語では、「乳塩基性タンパク質」と呼ばれます。牛乳や母乳中に、ごく微量含まれる、天然の機能性分です。5月に放送されたTV番組で、女性タレントが“子供に飲ませている。自分自身も妊娠中に毎日飲んでいた。”という自身の体験を話したことが人気のきっかけとなり、12月現在も高い人気を維持しています。カルシウムの吸収を助けるという点から、小さなお子さんを持つお母さん方からの関心が高いようです。 |
■関脇 | きび酢 10月に放送された健康情報テレビ番組で紹介されたことをきっかけに人気となりました。「きび酢」とは、さとうきびを原料に発酵させてできるお酢で、特に番組の中で紹介された加計呂間(かけろま)島で作られた商品に人気が集中しました。 | じゃばら・紅富貴(花粉症対策) 「じゃばら」「紅富貴」ともに、2月に放送されたテレビ番組の「花粉症対策特集」で紹介され、人気となりました。「じゃばら」は和歌山県北山村特産の柑橘で、その果汁を使用した飲料が商品化されています。「紅富貴」は、一般的なカテキンの抗酸化作用に加え、抗アレルギー作用を持つといわれるメチル化カテキンが多くふくまれるお茶です。 |
■小結 | 黒ウーロン茶・ヘルシア 「黒烏龍茶」は、脂肪の吸収を抑える働きがあり、食後の血中中性脂肪の上昇を抑えるといわれるウーロン茶重合ポリフェノールを350mlあたり70mg含んだウーロン茶。「ヘルシア」は、体脂肪が気になる方に適した茶カテキンを350mlあたり540mg含有した飲料。ともに特定保健用食品(トクホ)。メタボリック症候群への関心の高まりを背景に人気を得ました。 | ラブレ菌 「ラブレ菌」は、植物性乳酸菌で、これまでによく知られているビフィズス菌などの動物性乳酸菌は、酸や塩分に弱く、体内に入ると死滅して腸まで生きて届くのは数%でしたが、ラブレ菌の場合、腸まで届く菌の数が動物性乳酸菌の10倍ということで、特に注目を浴びました。ケンコーコムでは、話題の飲料は販売していませんが、「ラブレ菌」のサプリメントが人気を得ました。 |
■前頭筆頭 | 堅パン 「堅パン」は、大正時代から作られている北九州のお菓子で、歯が折れそうなぐらい堅いパンです。懐かしさに加え、お子様のアゴの発育や歯固め、災害時に備えての非常食・保存食としてジワジワと人気を集めました。 | 豆乳クッキー 「豆乳クッキー」は、豆乳を使ったヘルシーなお菓子としてインターネット発で人気となりました。ケンコーコムでは、「寒天」や「チアシード」など話題になったその他の健康成分と組み合わせたものが人気でした。 |
最新ケンコーコム、06年度もインフルエンザ迅速検査薬などの卸売を本格開始。
インフルエンザ検査薬他5点を、全国の医療機関向けに販売。 |