手
夢を見ていたそれが幻想とも知らずに変わらない世界に…疑問を抱かずに…逃げていた…前を向くこと怖かった…人に会うこと知っていた…慈しむことそれでも、世界は変わらないいつも走っている人がいた足を止めることなく前をむいていた横顔と夕陽にすける髪を見て涙を流した…見えていた…本当のことわかっていた…私は一人と違っていた…一人じゃないとすぐ伸ばせば届く大きな手それでも、伸ばさない事を選ぶのは愚かだろうか?伝わってしまう…あなたの心に聞えてしまう…弱い声が病ませてしまう…あなたの心を本当は…傍にいてほしかった…ずっと離さないで…私を拒まないで…お願い涙が出るのは、あなたの傍が心地いいから傍にいるのは、嬉しくて…悲しいから拒まれては生きていけない…弱い私は逃げるしか道がなかったの…大切で…愛しくて優しくて…苦しいの幸せで…悲しい手を離したとき…あなたの手にまだ、私の温もりがあるように…