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徒然なるままにひぐらし

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2009.05.30
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蘇州へ子連れ日帰り旅

(14)
テーマ：中国＆台湾(3303)
カテゴリ：上海生活
**ivh**


中国は四連休です。
この連休で、四川へパンダを見に行こう！とか壮大な計画もあったんですが
我が家はチビがいるので、近場の　蘇州（そしゅう）へ行く事に話がだいぶ縮小(^_^;)

蘇州は上海から近く、東京から見ると湯河原くらいの場所にある観光地です。
運河が巡らされていて‘東洋のベニス’と呼ばれる水郷。

朝8時半、上海発の新幹線で30分ちょい。
この上海駅がものすごい混雑で。
さすが中国の連休。13億人の休暇、ハンパないっす。
しかもまるで行商のような大荷物の人も多く、
この人たちが一気にホームへ行くと大変だからでしょうか、
列車の時間近くならないとホームへ行くゲートが開きません。

002.JPG

という訳で、待合ロビー大混雑。
…と思ってたけど、これは全然たいしたことなかった。
帰りの蘇州駅では列車が遅れて、この3倍くらいの人がギューギューでした。

やっと10分前にゲートが開いた～♪と思ったら、ホームに行く頃には
ほぼ発車時間で、私らの10号車（端の方）へたどり着く前に発車ベルが。
仕方ないのでみんな慌てて手近な車両から乗車して、車内を民族大移動です。
ベビーカー持ってるから歩きにくかったわ。
もっと早くホームに行かせてくれればな～。

車内は日本の新幹線と同じく快適グッド
中国では珍しく全席禁煙だし、キレイだし、向かい合った同席の
アメリカ人のおばさんとお話しながら楽しく蘇州へ♪

009.JPG

駅に降りると、案の定タクシー乗り場は長蛇の列…。
うーん、ちょっと遠いかもしれないけど歩こうか。
と歩き出した私たち、駅の反対側で輪タク（三輪チャリタクシー）を見つけた。

おっあれ聞いてみようか、と近づいて、目的地を告げると、
たぶんタクシーならワンメーター（11元）ちょいの距離なのに
4人を2台に分けて40元だという。

「高いよー、高すぎ！1台でいいから20元にしてよ」と値切るも
30元よりは負からない、と。
粘っても30元から下がらなかったので、「じゃあいいよ、歩くから」と
歩き出したら、おじさん追いかけてきた。
じゃあ4人1台で乗って20元でいいよ、と。

やったぁ♪成功ちょき
でもコレ、自転車タクシー。
やっぱり歩くのムリだったわ、というくらい遠い道のりを、首にタオル巻いて
登り坂は降りてせっせと押しながら進むおじちゃん見てたら
なんだか値切ったのが申し訳なくなってしまった。

011.JPG
おじさん、ありがとね～。

輪タクを降りて、拙政園　へ向かいます。
蘇州には江南庭園が点在していて、庭園を見るのが蘇州観光の目玉なのです♪

020.JPG

しっかしすごい人。
庭園見えてないし(笑)
スヤスヤ眠るナナを運ぶベビーカーで、段差やガタガタ石畳の多い庭園に
悪戦苦闘しつつ、とりあえずひと回りしたところで、
みんなお腹ペコペコだったのでランチへ移動。

移動は、さすが東洋のベニス、コレでーす船

091.JPG

とは言っても観光用なので、縦横無尽に巡らされた水路を住民が行きかう…
という感じでは、残念ながらなく、貸切で150元だよ！というのを
130元に値切って乗船～。

041.JPG

037.JPG

滅多にない体験に飛び起きたナナ含め、子供たち大喜びです。
舟は観光用だけど、地元の人は運河を生活に利用しているようで、
モップを洗ったり何かをすくったり（サカナ？）
ちょうど昼時の台所では鍋を覗くおじいちゃんの姿が見えたり、と
なかなか面白い風景が。

漕ぎ手のおじさん頭ぶつかるよぉ～！というほど低い橋をいくつも超え
おじさんによる歌のサービスに拍手をしつつ、舟は目的地へ着き、
上陸して少し歩くといきなり上海の南京東路のような繁華街が。
ここが　観前街　と言って、ここでお昼を食べようという計画です。

しかーし今日は中国の連休。しかもピッタリ昼どき。
目指して行った2つのデカい菜館（レストラン）は
予約なければ全然ムリーという感じ。
仕方なく隣の庶民的なお店に入ったんですが、ここも後で見たら
ガイドブックに乗ってる有名店でした。

お店の名前は　王四酒家。なかなか美味しかったのですよウィンク

057.JPG

左から、たまごチャーハン、蟹粉豆腐、松鼠桂魚。
松鼠桂魚はこの辺の名物だという事で、抑えておこう、と注文。
185元と激高だったけど、サクサクッと揚がった魚に
なんだか懐かしい感じのケチャップベースの甘酢ソースは
なかなかやみつきになる美味しさでしたよ♪

蟹粉豆腐も名物で、名前のとおり蟹ミソを染み込ませたお豆腐。
豆腐好きなナナにも大人気でした☆

059.JPG

うり君はたまごチャーハン大絶賛。
子供はこういうシンプルな食べ物が好きなんだよね。

この他にエビ入り肉まんと、チンジャオロースーを載せた感じの麺を
頼んで、とってもお腹いっぱいですスマイル


食事の後は、さっき舟で移動した平江路を戻りながらお散歩を。

066.JPG


ここは運河沿いに小洒落たお店が点在する、ちょっとステキな通りなのです。

071.JPG

舟から見て気になっていた、落ち着いたこちらの茶館でお茶タイム日本茶

081.JPG

龍井茶（ロンジンチャ）。
上海近郊の龍井の銘茶で、とっても高級品。

メニューもないこの茶館で、たたずまいの雰囲気や客入りの少なさから
一体この高級茶がいくらなのか聞き忘れたことを若干後悔しつつお茶を飲む…(笑)
ポットの熱いお湯を注げば、何杯でも楽しめるのです。

高級なお茶だけあって、香りがすごく良くておいしい！
グラスで飲むところが、また見た目にもキレイでいいでしょ？
お支払いは1杯25元×2杯で50元（≒750円）でした。
お手頃で良かった～。

チャイナな落ち着いた音楽をポロンポロンと聴きながら水の流れを眺めていると、
なんともマターリ…。時間に制限がなければ間違いなくお昼寝タイムですわ眠い..

085.JPG

オシャレな茶館はやっぱり通行人の注目のマトで、
何人にも写真を撮られてしまいました～。
もっとオサレーなお姉さんじゃなく、こんな騒々しい家族づれでスミマセン。

お茶と子供のオヤツの休憩のあと、もう一つ庭園を覗いて行く事にしました。

102.JPG

獅子林。
穴ぼこだらけの石がたくさん。
この石がライオンっぽく見える事から、獅子の名前の庭園なのです。

098.JPG

この石が複雑に積み重ねてあって、迷路が作ってあって、これが子供のツボでした☆
あちこち探検して、大喜び。
そりゃあキレイに作りこまれた庭園を見るより、
こういうところの方がずっと楽しいはず。

最初からこの庭園でもっと時間をとればよかったけど、
日帰り旅行の悲しさで、残念ながらここでタイムアップ。
次回はもっとゆっくり迷路であそびましょ～♪

蘇州の駅までも、また輪タクを利用する事にしました。
今度はバイクのおじちゃんを発見。
値段を聞いたら、最初から20元とな。
あれ？朝の値段交渉は何だったのー？？

バイクだから4人乗ってもおじちゃんラクラク。
でも大きな交差点で、おじちゃん信号無視をしたところ
ばっちりお巡りさんに見られたらしく、突如来た道を逆走～
えーっ、ちょっとちょっと～私ら電車の時間があるんですけどー！

おじちゃん後ろをチロチロ見ながら細ーい道へ入った。
方向は一応合ってるんだけど…。
舗装皆無で、すんごいガッタガタ道なんですけど！
そしてそのうち道は工事中となり、トラックが道をふさぐハプニングあり、
あまりのガタガタに私達降りて歩く場面あり、でも幸い（？）
お巡りさんは追い付いて来ずに、無事に蘇州の駅に到着したのでした(笑)

帰りの電車が遅れていたのもあって、
蘇州駅の待合所は満員電車のようなすごい混雑。
マスク持って来なかった事を一瞬本気で後悔したけれど、
周りを見回しても、誰ひとりマスクなんてしていないのでした。
ホントに大丈夫なのかよ、上海…(^_^;)

帰りは早めにゲートが開き、余裕でまたもや端の方の13号車にたどり着けました。
ナナはベビーカーでねんねしていたので、お父さんがデッキで立っててくれたよ。
ありがとう。

日帰りは見る場所も限られるし忙しかったけれど、とっても満喫できました！
次回の蘇州は泊まりで、しかも連休をはずして、もう少しゆっくり遊びたいなスニーカー







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最終更新日  2009.05.31 01:13:28
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