アイさんのいる生活

2009.07.05

(8)

カテゴリ：上海生活

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アイさん、人の名前ではなくて、職業名です。
中国の、お手伝いさん、家政婦さん。
実際には「おばさん」という意味なんですけどね。

うちにも4月から来てもらってるんですが、
家事を人にやってもらってるという後ろめたさから
なかなかブログで書きにくかったのですが…

ま、これも海外でしか出来ない体験だと思うので、
折角なのでどんな感じなのかを、ね。

1月に上海に引っ越してからちょうど半年。
やっと生活にも慣れて、あちこち行くようになり、
街を歩くのもドキドキしなくなってきました。
それもこれも4月からアイさんに来てもらい
ナナを置いて出かけられるようになってからのこと。
3月までは、スーパー以外で買い物する事もできなかったのよ。

上海の外出は子連れじゃ難しいのです。
七浦路などの市場は人混みと狭さで絶対ムリだし、
デパートに出かけても、授乳する場所もオムツを替える場所もない。
道の舗装がボコボコでベビーカーは押しづらく、
もし子供が歩きたがったら大変。
歩道だってクルマもバイクも突っ込んでくるので、一瞬も気を抜けない。
マイカーがないので、タクシー移動、乗り降りの都度
ベビーカーをたたむのも一人じゃ一苦労…。

日本はどんなトコでも子連れで行けて便利だなぁって実感します。
だからナナだけじゃなく、うりもほとんど外出には連れて行きません。
子連れで出かけると言えば、公園くらいかな？

アイさんをお願いして2～3週間はあまり外出もせずに
家事だけをお願いしていたんだけど
子供がアイさんと過ごす時間を作らないと
いつまでも慣れないままだな…と感じ、
そのうち用事を作って出かけるようになりました。

始めのうちは短時間でもグズグズ言っていたらしいナナですが
やっぱり子供はすぐ慣れるもんで
割とすぐにアイさんにはなつくようになりました。
ただ、やっぱり別れ際はダメ。
でもアイさんによると、すぐに立ち直って遊び始めるそうなので
（その様子が見られないのは残念だけど）
ちょっとかわいそうだけど、あまり心配してません。

それにやっぱり他人が家にいるのにはまだ慣れなくて
一日一緒にいるとなんとなーく気疲れしちゃう。
アイさんがいるとナナは私に余計ベッタリなのでそれも疲れるし
用事を作ってパッと出掛けちゃう事も多いです。

アイさんは他人なので、もちろん心配な点もなくはないのですが
このアイさん、日本に帰国した知人からの紹介で来てもらっており、
とても真面目で子供の面倒を見るも上手だし
今のところ満足して信頼して任せています。

朝9時から夕方4時まで来て、洗濯・掃除（掃除機＆モップがけ）・
台所の片付け・ベッドメイク・アイロンがけのほか、
金魚鉢を洗ったり、時にはお料理や買い物も。
その他家の中の事はたいていお願いできます。
（買い物～夕食の準備は基本私がしていますが）
私なら毎日モップがけまでは絶対手が回らない！と思うのに、
そんな色々もこなしながら、私が留守の時はナナの面倒を見たり
中庭に遊びに連れて行ったり。
プロとは言えすごいな～と思います。

それでお給料は時給約10元（150円）。
これが相場だそうです。
（雇用形態とか出身地で変わるそうですが）

私の場合は運が良くて、性格的にも良いアイさんに巡り合えたのですが
やっぱり人間ですから色々問題が出てくる場合もあるみたいです。
やる事が終わったらソファでテレビを見てるアイさんもいるらしいし
やたらお喋りで疲れるアイさん、
子育てにすごく口を突っ込んでくるアイさん、
それくらいなら良いけど、盗難騒ぎが起きる場合もあるそうで。

なかなかいいアイさんに巡り合えず、結局雇っていないという人も割といます。
そうでなくても、単純に他人が家に入るのがイヤだという人もいるし
（アイさんがいる間は絶対に留守にしないという人も）
家事を人に任せる気にはならない人もいるでしょうし。

私の場合は、折角海外にいるんだから色んな体験をしたいというのが一番。
運よく良いアイさんが来てくれているので、
少なくとも子供が小さいうちは今のままでお願いするつもり。
秋からは少々やりたい事もあるので、有効活用しないとね☆

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**ivh**

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最終更新日 2009.07.06 02:39:21
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