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徒然なるままにひぐらし

徒然なるままにひぐらし

2009.10.28
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カテゴリ:本の日記
**ivh**



さまよう刃


さまよう刃

とってもツライ内容でした。

むごい殺され方で一人娘を亡くした父親が、犯人に復讐の決意を…
とここまではありがちな小説の題材ですが、犯人は未成年。
もし捕まっても少年法で守られる犯人の裁きを、
被害者の父親はは司法の手に委ねる事がどうしても許せない。
一人目の犯人を衝動的に殺してしまった父親は
もう一人の犯人を追う…自らも追われる身。そして犯人も追われる身。
警察と、犯人と父親と、誰が誰を最初に見つけるか??

もし私が同じ立場に立ったら?
想像したくもないけど、子供が同じような目にあったとしたら…。
私は復讐を誓うと思う。
でもそれをするすべを知っているかどうかは別問題で、
この父親はそれを知ってしまった事が、幸運だったのか不幸だったのか。

少年法についても考えさせられます。
何のための少年法なのか?
身近にいないので軽率には言えないけれど、
少年法によって‘更生’のチャンスを与えられ、
それを生かし、立派な成人になる人はどのくらいいるのか?

色んな意味で考えさせられる小説でした。
フィクションで良かったぁ…というキツイ内容。

映画化の主演は寺尾聰さんだそうですね。ナイスキャスティング。
こっちでは早いうちにDVD屋さんに並ぶかな?ぜひ観てみたいです。






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最終更新日  2009.10.28 22:44:51
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