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徒然なるままにひぐらし

徒然なるままにひぐらし

2009.10.30
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カテゴリ:本の日記
**ivh**


またまた東野圭吾です。

 

昔、大学時代のアメフトの女子マネージャーが、
10年ぶりに会ったら男の姿になっていた!
「男として生活している」と衝撃的な告白をした彼女が
もう一つ告白したのは「人を殺した」という事実。
主人公と、彼女の親友でもある妻は、彼女を匿う決心をする…。

今は一般的となった「性同一性障害」について興味深く書かれた本。
身体が女で心が男の人間の場合、その人の性はどっちと言えばいいのか?
そもそも、性をどちらかに分けて言い表すのは、そんなに簡単なことなのか?

話の内容は途中まで読んでも全然見えて来なくて、
一体結末はどうなるんだろう?とドキドキしながら読みすすめます。
が、うーむ、読み終わって若干残念な感じが残りました。
まず一つには、スポーツを背景としている小説を、私が苦手としているからかも。
それから、話の繋がりや人の考え方、結末にも
ちょっとムリヤリ感があるような気が。
さらにもう一つ、ミステリー特有の最後の種明かしが、
ええぇ~っ!とびっくりするような、ビックリ箱のような雰囲気がなかった。

テーマとしては面白いし、自分の知らない世界が
色々あるんだなぁなんて思ったけれど、
少し釈然としない勿体ない終わり方でした…。







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最終更新日  2009.10.30 15:38:13
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