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徒然なるままにひぐらし

徒然なるままにひぐらし

2009.12.07
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カテゴリ:本の日記
**ivh**


すごーく面白かった!

 

気付くと思った事を口にしてしまう性格とか、なんだなんだが仇になって
転職先の販促課から‘お客様相談室’に異動になってしまった主人公の話。

‘お客様相談室’とは言っても、
会社の『リストラ要員収容所』と呼ばれる恐ろしい部署。

会社自身も全く自信を持って作っていない製品に対する苦情の処理や、
そんな会社の体質に付け込んだユスリなどにぶつかって
明日にでも辞表を出すぞ!な主人公だったけど、
実は実生活でも散々な目に合っていて…。


荻原浩の本はまだ3冊しか読んでないんですが、この人の本ほんと面白い。


なかよし小鳩組

これもだいぶ面白い、同じくサラリーマンのお話。
会社もその偉い人も、なんだか大丈夫?というくらい悲しい人たちなのですね。
登場人物それぞれに味があるというか憎めないというのか。

さらに、荻原浩の文体も読みやすくて、三人称なんだけど
まるで一人称で書かれているような感じ(?)
つまり、本人のつぶやきとか胸の内がちょこちょこ出て来るんだけど、
それがすごくサラリと読みやすいのです。

実は最近読んだ違う作家の本で、同じような文体を
使っている人がいたんだけど、どうにもこうにもそれが読みにくくて。

サラサラッと読んでいける文って重要ですよね。


ちなみにコレ、以前、伊藤淳史さん主演でドラマ化されてるんですね。
アフィリ検索するまで全然しらなかった。
伊藤淳史さんは若干私のイメージとは違うけど(笑)面白そう。
ちょっとDVD屋で探してみよう♪







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最終更新日  2009.12.07 15:59:57
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