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クセジュの朝鮮半島関係の本を最近買い集めています。
朝鮮史 新朝鮮事情 朝鮮半島を知る基礎知識 持ってないのは、『新朝鮮事情』だけです。 それも、今週には手元に届きます。嬉しい。 李玉氏はパリで活躍されている朝鮮史の研究家でとても著名な方らしいのですが、彼の著作はあまり日本では紹介されていないようなんです。 アマゾンでも彼の本はクセジュしか検索で引っかからないですし。 フランスにおいてどのように朝鮮半島が紹介されているかを知りたくて『朝鮮史』と『朝鮮半島を知る基礎知識』を購入したのですが、買って正解でした。 ひょっとしたら、オリエンタリズム丸出しの、東洋への偏見に満ちた本かもしれないなんて考えは杞憂でした。 『朝鮮史』は古代朝鮮半島に住んでいた人たちは今朝鮮半島に住む人たちと同じ民族であったかもしれないし、そうではなかったかもしれないということが書いてありました。 なぜこのように曖昧なのかというと、当時の事情を研究するには中国の文献しか頼るところが無いためそうなるとのことでした。 当時中国大陸にいた人たちとは違う民族であることははっきりと分かるのですが、それ以外の民族的なことはまだまだ研究を進める必要があると書いてあり、シュリーマンが抱いた古代への情熱を私も小さく抱くことが出来ました。 Koreaという名称がアラブ商人がヨーロッパ世界へもたらした呼び名であったこと、このことから西暦900年代には貿易が盛んに行われていたことなどがはっきり分かります。 参考文献も丁寧に紹介してありますし年表も付いているので便利な本です。 ますます朝鮮半島を知りたいと思い、そしてクセジュから出ている日本関連の本も探してみたいと思っています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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