水着の由夢
『水着の由夢』キャラカード,魔法・水着レベル3,コスト2,トリガー1パワー9000,ソウル2【自】このカードが手札から舞台に置かれた時、あなたは自分の山札を上から4枚まで見て、山札の上に好きな順番で置く。【自】このカードがアタックした時、クライマックス置場に「ねことお風呂で」があるなら、あなたは自分の控え室のキャラを1枚選び、手札に戻す。一週間連続カード個別評価更新、トップバッターを飾るのはもちろん、水着パックで新たに登場した由夢のカードです。能力は普通のクライマックス対応による回収と、最近流行のデッキトップの操作というもの。以前東京に行ったとき、ダ・カーポとリトバスのエクストラパックのコモンカードが10円で売られているのに、『ねことお風呂で』だけ見事に抜き取られていたことは今ではいい思い出です。すいません、話がそれましたw皆さんもご存知の通り、レベル3にして大活躍がないキャラです。しかし、それをカバーするかのような自動能力が魅力的。もちろん一番目のヤツ。デッキトップを4枚も入れ替えられるのは、とても強力です。とりあえずパッと思いつくのは、その中にクライマックスカードが含まれていれば、それを4枚目に設置することで、アタックフェイズにトリガーとして3枚めくられてもギリギリ残るので、次のターンに確実に1回キャンセルが起こるというもの。『チドリ&メーディア』や『象徴化』が飛んできたときは知りません。その時は相手のほうが一枚上手だったということで、温かい拍手を送りましょう。『見事なカウンター』をわざと打つのも有効な手段ですね。こちらの方が前者に比べて格段にデッキへの採用率が高いでしょうし。でもまぁ、こういったことをされるのは本当に稀なケースなので、仕込みに成功したらまず1体は止まると見ていいでしょう。残りの2体は……祈ってくださいwちなみに、私の思っている理想の圧縮率(山札の再作成時の残り枚数が30枚以下の中に、クライマックスが8枚)を達成できれば、4枚めくれば1枚はその中にクライマックスカードが含まれる計算です。とまぁ、ここまでは誰でも見ればわかること。しかし、ここからの話は使ってみた人にしかわからない強みです。私が『水着の由夢』の魅力について語りたいのは、むしろコッチです。それは、4枚目にクライマックスの仕込が成功したとして、じゃあ残りのカードはどうするの??というもの。皆さんも経験はありませんか!?「トリガーが乗って打点が上がりキャンセルされた~。これが通れば勝っていたのに~。」という状況。私なんてWSは結構長いですから、かなりありますよ…(涙)この辺が「WSは運要素が強い」といわれてしまう部分でもあります。ですが、そんな時にこの『水着の由夢』は役立ちます。例を挙げましょう。今、相手はレベル3でクロックは4、つまりあと3点ダメージを通せば勝てるような状況。そして自分は、ソウル+1のクライマックス等を使って現在のソウルが3,2,2のキャラが3体いるとします。ソウル3のキャラがダメージを通せばいいわけですが、そう上手くはいかないのがWSというのは皆さんもご存知の通り。もしトリガーが乗ればキャンセルされる可能性が高まります。そしてここでキャンセルが起きたと仮定して、残りのキャラのソウルはどちらも2。1体通すだけではいけません。もちろんここでトリガーが乗ればいい話ですが、乗らないかもしれません。と、考え始めればどんどん迷いが生じてきます。そう、これ程までに胃をキリキリいわせる原因となるのが「トリガー」です。なにせ見えない。ですが、ここで『水着の由夢』の能力が活きてきます。山札の上から4枚を見て並び替えるのですが、注目するのはもちろん「トリガーアイコン」。今回の場合、デッキのトップから順にトリガーが乗らない→乗る→乗るの順番に並び替えてやれば、3,2,2がちょうど3,3,3となり、どれかが通ればOKという最善の手を作り出すことができます。あっ、攻撃する順番には気をつけて下さいね。もちろんこれが応用できるような状況はたくさんあり、ソウルを分散させるだけでなく、逆に1体に集めるといったようなことも可能です。もう一つの自動能力の回収についてですが、私はできればもう1枚の『水着の由夢』を回収します。こうすることで、次のターンも生き残っていれば確信を持った攻撃がもう一度できますからね。大活躍があればこの上なかったのですが、それはちょっと贅沢ですね。これでも十分に強いですから。ここでカード個別評価は終わり。最後に、昨日のスタンダートの結果を報告してお別れです。ショップ大会(スタンダート大会)成績:3戦1勝2敗もちろん由夢単。まぁ1勝できたのでよしとしましょう。まぁこの1勝も大事故からの生還だったわけですがw