カテゴリ:猫♪ねこ♪ニャン♪にゃんこ~!
先週の半ばくらいから、陛下の調子が急激におかしくなった。 ついに食べ物を受けつけなくなり、水以外は飲まなくなった。 およそ一週間前の陛下(4月8日撮影) 丸くなって寝ているところを撮ったけれど、実は痛々しいくらいに痩せてしまっている。 (骨と皮に近くなってしまったけれど、自分の毛皮で着太りしている。) 衰弱が進んで、か細い声でしか鳴けなくなった陛下。でも頻繁に外に出たがる。 そして今までになく、長時間外出するようになった。 「陛下、もう帰ってこなくなるかも。」毎回とても心配になる。 「猫は死に目を見せたがらない。」と聞く。 (王子(長男)が3年半前に病死した時も、よろよろと遠くへ行こうとして、 その都度抱き上げて連れ戻した。獣医に連れて行った翌日に亡くなった。 陛下の場合は老衰なので、家族で相談。獣医に診せるストレスは避けることに。) けれども、しきりにドアを掻いて催促するので、何度も外へ出してやる。 真っ暗になっても外に出たがった。午前1時を過ぎるまでは禁止しないことに。 毎回、ヘトヘトに疲れて帰ってくる。 横になることすらも辛いらしく、座ったまま頭を下げて休んでいるので、枕を用意。 しかし外出することで、自然のパワーを吸収して体調が改善してきているように見えた。 数日後、2階に上がる階段の途中で力尽きた陛下を、父がベッドに連れて上がった。 翌日、丸一日、陛下は父のベッドの枕元で眠ったまま、動こうとはしなかった。 息も絶え絶えで、声を掛けると、返事をするけれども、声を出すことも難しい様子。 夕食後に見に行ったら、ベッドの脇に下りて寝ていた。 (翌朝からフランクの両親は6日間の旅行に行くことになっている。 「帰ってくるまで、生き延びてくれるかな…」「難しそう…。」) 深夜、陛下の姿が見当たらない。父のベッドの下にもぐり込んだにちがいない。 翌朝、陛下はニャーニャーと甘えた声で鳴いて、 いつものようにフランクの部屋に入ってきてベッドに飛び乗ってきた! 「陛下♪ようやく回復したんだね☆」 喜びのあまり目が覚めた。時計を見るとまだ6時前。(普段は熟睡してる時間) (これまで、陛下が夢の中に出てきたことは、ほとんどなかったと思う。) もう起きようかどうしようか迷っていると、父の叫び声。 「ニャンコが、死にましたよ!」 陛下は父のベッドの下で、真っ直ぐに手足を投げ出して、 心地よく眠るように息絶えていた。 そしてしばらくの間、まだ生きているかのように、とても温かかかった。 いよいよ両親が旅行に出かける日の、早朝のことだった。 こうして、家族みんなで、陛下とお別れすることができた。 これは所謂「虫の知らせ」なのだろうか? それとも、陛下がお別れを言いにきたのかな? 理由は説明できないけれど、フランクは直観した。 【 きっと陛下が、身体から離れたことを知らせに来てくれたんだ。】 陛下!これからも、ずっと見守っていてくれるんだね!! 悲しまないように、寂しくならないように、ちゃんと教えてくれたんだね!!! =^:^= お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
April 14, 2007 11:42:57 PM
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