退院を前に 〜 現実を受け入れる 〜
私は、慢性的な抑うつ状態が特徴な気分変調症(持続性抑うつ障害)という病気です。ずっと、うつ病だと言われながら服薬や、入院などの治療を受けてきました。それでも、一人暮らしもしたし、結婚も。家事、仕事、介護、趣味…それなりに、色々な事をしてきました。「限界を超えたな」と感じた事はありました。でも、まだ頑張れる、頑張らないとと奮闘し結果的に、仕事や家事どころか自分で生活することすら、困難になりました。入退院を繰り返し…退院しては、自宅療養に失敗し…。今回の退院に当たっては精神科看護師の訪問看護を導入することになりました。正直、迷いました。本来なら、まだまだ働き盛りの年齢。自分の努力不足ではないか…助けてもらおうなんて、甘えじゃないか…訪問看護を受け入れるという事は自分で自分の管理ができなくなった事を認め自分で生活の立て直してができない事を認め自分の弱くなってしまった部分を認める…そんな風に感じました。「病気なんだから!」と言われてもメンタル疾患は、数値に現れるものでもなく加齢によるものでもなくみんなに理解されるものでもない。葛藤がありました。でも、出来なくなった事、弱ってしまった事は事実で、現実なんですよね。現実を無視しても先には進めないなと思いました。それに、支援しようとしてくださる方がいるのはありがたい事です。すぐに上手くいくとは思わないですが現実を受け入れて支援も感謝して受け入れていこうと思います。セラピードッグと一緒に…