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テーマ:メンタル疾患と生きる…(57)
退院してからも、訪問看護さん等の支援もあり とにかく、何もしないようにする生活を 送っています。 老化でもないし、大きな手術をしたわけでもない。 でも、以前は出来た事が出来なくなった。。。 自分でも理解しがたいです。 メンタル疾患は、 「心が弱い」「心の風邪」「気の持ちよう」 つまり「病気じゃない」と そうお考えの方もおられるようですが、 やはり「脳の病気」なんですね。 本人にはコントロールできないものです。 もう1つ、 ポピュラーな考えになると良いなと思うのは 「うつ状態」 「うつ病」 この2つは別物ということです。 誰でも、気分が沈んだり、落ち込んで 「うつ状態」になることはあります。 でもそれは「うつ病」や「気分変調症」とは 異なるということです。 「私も鬱だったことあるよ!」というのは うつ病だったことがある という事ではありません。 確実に診断されていないなら、 普通は「うつ状態だった」という事です。 同じように、パニック障害なども 「私もあったよ」と言われる事がありますが、 人間誰でも、ドキドキして苦しく感じる 経験をすることはあります。 でも、それはパニック障害ではありません。 本当にパニック障害を抱えている人は ドキドキする 苦しい… なんて言っていられる程度ではありません。 死を意識する程の苦しさを 繰り返し味わうのです。 共感してくれようと 「分かるよ!私もなったもん」と 言ってくれるのかもしれません。 でも、苦しみの度合いは全く違い、 日常生活にも影響を大きくもたらす病気です。 私個人としては 「分かる!そういう時はこうしたよ!」などと 共感、アドバイスをしてくれるのは 寄り添おうという気持ちは嬉しいですが、 とても傷つきます。 病気は、そんな簡単なものではないからです。 努力が足りないんだよ、 自分は対処できたんだから大丈夫だよ、 そのうち治るから、 自分は経験済みで対処できたし、 そう、見下されているように感じます。 悲しいです。 私だって、血のにじむような努力をしている。 苦しみに耐えている。 医療や福祉の支援がなければ、 生活できない。 周りにメンタル疾患をもたれる方がいる場合 ぜひ「たいしたことない」という 口調や、態度はとらないであげてください。 簡単に「分かる!」と言わず 苦しみに寄り添ってあげてください。 当事者からの、お願いです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024年10月26日 17時30分49秒
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