テーマ:自転車(13134)
カテゴリ:Bicycle
今年の4月から自転車のヘルメットが努力義務化されました。
努力義務なので必須ではありません。 できるだけかぶってねという話です。 でも私としてはできるだけかぶってほしいかなと思います。 というのは、私は学生時代からサイクリングをしているのですが、 先輩が事故に遭って頭から流血した現場を見たことがありますし、 他の先輩が事故で頭から流血したという話も聞いたことがあるからです。 ちなみに私は近所で買い物に行く場合でもヘルメットをかぶります。 自分に万が一のことがあったらと思えば、備えるに越したことはありません。 ヘルメット代より治療費の方が高い事故に遭って救急搬送されると数万円の治療費がかかります。 ヘルメットの価格は安くて7,000円程度、 レース用の高いもので20,000~30,000円程度です。 事故に遭うとレース用の高いヘルメット並みの治療費がかかります。 もし何度か通院することになると、もっとお金がかかるかもしれません。 それに頭は打ちどころが悪いと命に関わることもあります。 頭を守るに越したことはないのです。 ちなみに自転車のヘルメットは使い捨てです。 安かろうが高かろうが、1回の事故で使い捨てです。 理由はヘルメット本体が衝撃を吸収して潰れるからです。 発泡スチロールのような素材でできているのはそういう理由です。 高いヘルメットと安いヘルメットの違いは、軽さと通気性です。 高いほど軽くて通気性が良いです。 決して高い方が事故時の安全性が高いというわけではありません。 20年くらい前ですと安いヘルメットは穴が少なくて蒸れました。 しかし10年くらい前から、安いヘルメットでも穴が増えて快適になりました。 軽さに関しては、20,000円のヘルメットが200gくらい、 70,000円のヘルメットが300gですので、大した差ではありません。 100kmくらい走れば頭や首の疲労が違うという話です。 一般人が街乗りするくらいでは気にしなくていい差です。 事故で頭を怪我した話私が大学1年生のときでした。 いろは坂の下りで、私の後ろを走っていた先輩が突如叫びました。 私は止まって戻りました。 そしたら先輩が頭から流血していました。 当時は海外のプロがレースでヘルメットをかぶらないのが普通で、 その影響もあってかヘルメットをかぶらない人が多かったです。 さすがに国内のレースはヘルメットが必着でしたが。 その先輩はどうやらコーナーを曲がり切れずに壁に突っ込んだようでした。 自転車は正面衝突すればまず頭が前に投げ出されます。 クルマやオートバイも同じだと思いますけど。 それゆえ先輩は頭から壁に突っ込んでしまいました。 そして頭から流血してしまいました。 すぐに救急車を呼びました。 幸いにもその先輩は1日検査入院だけで済んで、 大事には至りませんでした。 とはいえ頭から流血なんて恐ろしすぎます。 その先輩の1つ後ろを私の同級生が走っていたのですが、 同級生は先輩が頭から壁に突っ込んで流血したのを見たショックで、 それ以降は下りが平地より遅くなってしまいました。 そんな光景を見たら下りが怖くなりますよね。 他にも先輩から聞いた話で私は直接見ていないのですが、 ある先輩がヘルメットを肩にかけて走っていたときのことです。 その先輩は下りで落車してしまいました。 頭を怪我して、救急車で運ばれて頭を縫ったそうです。 しかし肩はヘルメットのおかげで無事だったそうです。 ちゃんとかぶろうよという話ですよね。 でも当時のヘルメットはレース用の高いモデルでもない限り 穴が少なくて蒸れて暑かったのです。 しかも海外のプロがレースでかぶっていないのが普通なくらいで、 サイクリストたちにヘルメットをかぶる習慣があまりなかったのです。 時代はちゃんと変わって、安全性を意識するようになりました。 2010年前後くらいから、海外のレースでもプロがヘルメットをかぶるのが 当たり前になりました。 日本のサイクリストでもスポーツ自転車に乗っていて ヘルメットをかぶっていない人は、せいぜい1割も見かけません。 そしてヘルメットも安いモデルでも穴が増えて通気性が上がりました。 ちゃんと時代は進化しているのです。 終わりにこの記事を書いている時点で、自転車のヘルメットが努力義務化されて 3ヶ月経ちました。 まだ1割に達するかどうかですが、街乗りでヘルメットをかぶる人を 見かけるようになりました。 本当に真面目な話で、安全のためにヘルメットをかぶった方がいいと思います。 私も実は落車を何度か経験して、その度に頭以外を怪我しています。 しかしよく見るとヘルメットの一部がちょっと凹んで、 表面に擦ったような跡がありました。 だからヘルメットがなかったら頭も痛めるか怪我していたかもしれません。 そうしたら治療費が跳ね上がってしまいますね。 ヘルメットは転ばぬ先の杖ですし、治療費よりは断然安いので、 気になるならしっかりかぶりましょう。 安くはないけど、惜しむ価格ではありません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.07.10 08:21:49
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