紫煙の彼方に

もう十年近く、通販には随分お世話になっている。

パイプやパイプ煙草は近所に売っている店が無いということもあるが、
近くで手に入るものであっても、ネットの方が安いとそちらに注文してしまうことが多い。

そんな訳で、ペリカンやクロネコが荷物を咥えて頻繁に遊びに来る。
そのうちにクロネコの溜まり場になったらどうしましょう。




「荷物はこれだけ？」。
「はい、それだけですよ。」。

「安藤さんの荷物は無かったのかなぁ。」と小声で独り言。
「僕が出てくる時には煙草は見なかったですねぇ。在れば昼から持って来ます。」。
「そう、よろしく。」。

考えてみれば可笑しい。
安藤さんと言っただけで、クロネコの兄ちゃんは煙草だと認識している。

啓蒙活動が順調ということですね。
ちょっと嬉しい。