紫煙の彼方に

昨日の日記に書いたように、トップカメラの人がカメラを買い取りに来てくれた。

コンタックス カメラボディ4台、カール・ツァイス レンズ13本。
キヤノン2台、キヤノンFDレンズ10本。
ニッコールレンズ2本。
オートベローズ、モータードライブ、ストロボ、変換アダプター等備品多数。




チェックしながら、伝票に記入するのに3時間掛かった。
店に持ち帰り、動作チェックをしてから正式な金額が決まるようだ。

久し振りに店の人と、マニアックなカメラ談義が出来て、楽しい時間でした。


昨日はレンズのチェックをしていて、改めてカールツァイスレンズのコーティングの綺麗さに惚れ直した。
見ているだけで、レンズの中に吸い込まれそうな深い色をしている。

West Germany の刻印を見て、あの頃ドイツは東西に分裂していたなぁと、時の流れを感じたりもした。
思い返せば、沢山の風景、思い出、数々の場面を写し取ってくれたレンズ達。

手離さなくても…、とも思うが、死蔵していても仕方が無い。
コンタックスが撤退したので、後々のメンテナンスを心配しながら使い続けるのも切ないし、やりきれない思いがある。

冷めていた写真への想いが、デジタルボディを使い始めてから、また面白く感じるようになっている今日この頃。
35ミリはデジタルに路線変更するつもり。
時々、F４やF3、ライカを使ってフィルムで遊べば良い。


頭の中では切り替わっているけれど、今日カメラとレンズを送り出すときには少しセンチメンタルになってしまいました。


さらばコンタックス。
さらばマニュアル キヤノン。
素敵な思い出をありがとう。