紫煙の彼方に

α－ｇｅｎｉｕｓ というスイッチ付きのコンセントがある。

ゼロ磁場を発生させるとか、生命エネルギーがどうとか訳が解らん。

ドライヤーに使用すると、静電気が起こりにくいとか、冷蔵庫に使用すると食品が驚異的に長持ちするらしい。
トースターに使うと、焼きムラが出来ないという報告もあった。
まあ、トーストが綺麗に焼けなくても、そんなことはどうでも良いのだが。
どう見ても怪しげな商品にしか見えない。

パソコンに使用すると、長時間ディスプレイを見ていても、目が疲れないそうだ。
「フーン、それなら１個くらい…。」と少しその気になった。

オーディオに使用すると、音が良くなる…。
「おー！それなら４個くらい…。」。

見るからに安っぽい、怪しげなコンセントが到着。
取り敢えず、パソコンと空気清浄機に使用。
数日使用して確かに目の疲れは減っている気がする。
以前は長時間ディスプレイを見ていると、眼の奥が痛くなるような疲れを感じたが、それが無い。
部屋の空気も、柔らかくなったような気もする。
でも、気のせいかもしれないし…。

３個持ってオーディオルームへ。
まず、プリアンプのアキュフェーズ Ｃ－２８００ に使用してみる。
背中がゾクッとした。声が妙に生々しい。
それならとＳＡＣＤプレーヤーとパワーアンプにも合計３個使ってみた。
シンガーの口元だけでなく、顔の表情も見えるような気がする。
パーカッションの皮の部分だけでなく、胴の鳴りもシッカリ確認できる。
ステージの床が奥まで見透しよく手に取るように見渡せる。

低音が、高音が、ＳＮがどうしたという事ではなく、音に生命エネルギーが宿っているかのように生に近い雰囲気がする。

３Ｐの電源ケーブルが直接挿せないから、３Ｐ－２Ｐ変換プラグを使用しているので、本来なら余分な接点が増えて、音が悪くなるはずなのだが不思議です。

オーディオルームを出て、２個追加注文。

数日前からＡＤＳＬモデムにも使用。
電話局から遠いためか、１日に１回はコンセントを抜いてリセットしなければ調子が悪かったけれど、この数日リセットせずに快調に作動している。

一体なんなのでしょう。
どこから見ても、普通のコンセントなのだけれど。
説明を読んでも聞いても理解出来ません。
宇宙人が作ったと言ってもらえば信用するかも。


明日はトーストでも焼いてみるか～。