紫煙の彼方に

或る人は「白木のパイプ」、或る人は「オイルキュアをしたい」と言う。

何故、いきなりそうなるのかな？
世の中に在るパイプの殆どは白木でも、オイルキュアでもないです。
それらは全て、不味い駄目パイプですか？

フレスコが旨かったから白木？
気持ちは理解出来るけど、フレスコはフレスコ。
フレスコは全て白木だけれど、白木は全てフレスコでは無いのだから。

私の場合、白木のＯＢビリヤードとＯＢスポーツは御祓箱に入っています。
理由は色気も無くツマランから。
喫い味は確かに他とは違って、面白い部分もあるけれど、喫いながら見て触っていても、楽しくない。
通気性が良くても、パイプってそれだけじゃないですから。


お気に入りのパイプの中にはオイルキュアリングされたパイプも在ります。
でも、オイルキュアされているから、お気に入りという訳ではありません。
デザイン、バランス、手触り等々、色々な要素があってのお気に入りです。

興味で、実験的にやってみたいという、好奇心も理解出来ますが…。


○○でなければ、と決め付けてしまっては自分で選択肢を狭くするだけ。
もっと色々なパイプを幅広く楽しんだ方が、得られる物も多く面白いと思います。
拘るのは結構だけど、決め付けては楽しみの方向性が減ります。

特に、初心者の方は決め付ける前に、色々試して欲しいと思います。


パイプ遍歴、パイプ三昧の放蕩の末に、「○○でなければ」と言うならば、格好が良いのですが・・・。