なぜ、条件的に絶対に無理だった浦和に出店できたのか?
3ヶ月まえに出店した浦和高砂店。
実はあの「場所」はそもそも僕らの器量に合うような条件ではありませんでした。
家賃
契約までの期間
僕らの実績からくる信頼度
どの部分から見てまず「無理」
でも浦和出店は僕の悲願であり、夢のようなもの。だから坪数や場所から見ても、どうしても諦めきれませんでした。
ビルのオーナーに直接会いにいき、迷惑なのは承知の上で、僕らの事が分かるあらゆる資料を手渡し、短い時間でなんとか思いを伝えよいと必死に話をしました。
でも、さっきの三つの条件をクリアするには当然至らず、オーナーの表情は冴えませんでした。
数日後、もう無理かと諦めかけた時にオーナーから連絡があり、僕らと前向きに話し合いたいというありがたい言葉を頂きました。
なぜ、オーナーが僕にはたいして急に前向きな態度を示してくれたのか?
その時はまるで分かりませんでしたが、後日オーナーから直接話をしてくれました。
実は、北浦和の本店の近くで、駐車場を所有し経営されている親戚の方が僕らを強力に薦めてくれたらしいのです。
その方は、僕らが毎日長い商店街をしっかり掃除して、自分の所有する駐車場の中まで掃除してくれている。思いもあって素晴らしい若者だからぜひ彼らに貸してあげてくれないかと言ってくれたそうなんです。
僕ね、それを聞いて本気で泣きました。
誰に頼まれたワケでもなく、誰に褒められるワケでもなく、ただそこを通って来てくださるお客さんにいい気持ちになってほしいと、勝手に思い、好きでやっていたことだけど
ちゃんと見てくれてる人がいて、ちゃんと評価してくれる人がいるだなぁって。
自分たちのやってきた事は決して無駄じゃなかったなって。
その後、オーナーは家賃の交渉にも乗ってくださり、3ヶ月という期間店舗を空けてたままにしてくれて、晴れてお店をオープンする事ができました。
本当に心から感謝ですし、今は、そんな期待にちゃんと添えるようにさらに信頼していただけるように、毎日を頑張るだけですが、本当にいい経験をさせてもらったと思います
『今は過去がつくっていて
未来は今がつくる』
そんな言葉をしっかり自分に刻んで、今を大切にこれからも進んでいきたいと思います