娘と僕の会話
先日、夏休み最後の夜、布団で横になったくるみの側に行く、鼻をすする声が聞こえてきたんですね
さっきまで普通だったので、少し驚いたんですが
慌てずゆっくりとした口調で「どうしたの?」って聞くと
「私、自信がなくなっちゃたの…前はもうちょっと自信持てたのに」って泣きながら言うんです。
勉強のこと、ピアノのこと、友達のこと色々考えたのかもしれません
でも、なんとなく分かるような気がして
「お父さんもいつも自信なんて持てないよ。自信がないときもたくさんたくさんあるよ」と言ったんです。
そしたら「お父さん、社長なのに?」と。
多分、くるみはお店の全体ミーティングにも全部参加していて、僕が自信満々にみんなに語るような姿が目に焼き付いているんだと思います。
だから素直に驚いたようなんです。
「お父さんもうまくいかない事がたくさんあってさ、このままずっとうまくいかなかったらどうしようって思うことあるんだ。
くるみやお母さんを食べさせてあげられなくなっちゃうし、コスコジで働いてくれるみんなのお給料も払えなくなったらどうしようって、心配になって、そんな事を考えていると、どんどん自信を失うこともあるんだよ。」
くるみは僕の目を見てずっと、その話を聞いていました。
「だからさ、みんないつも自信を持てるわけじゃないし、それが普通だよ。でも必ずまた自信が持てるものが出てくるよ。くるみは素晴らしいところたくさんもってるんだから」
そうゆうと、少し安心したように眠っていきました。
くるみが本当に欲していた答えなのかわからないけど、とりあえず次の日も元気に学校に行ってくれて良かったです
これからも娘はきっと迷ったり悩んだりすることもあると思う。
最終的には自分で乗り越えていくしかないのだろうけど、救いを少しでも求めてきたら、また、そんなサインを見逃さずきちんと向き合いたいなと思っています。
いつかお父さんの娘で良かったよって言ってくれたらやっぱり嬉しいだろうなぁ。