10年前の手帳から見えてきたこと
昨日、10年前独立準備に使った手帳を探した。記憶が曖昧な部分があって実際に僕はあの時、何をして、どんな事を考えたのか知りたかったからだ。
10年ぶりに手にする手帳だけど、中を見るとまったく古びてない。むしろその文字の勢いに圧倒された。不安で仕方ない気持ちをとにかく動いて掻き消そうと僕は必死だったのだろう、それがそのままそこには残っていた。
たまたまその手帳を一緒に見ていた娘がポツリとこう言ってくれた。「私はお父さんが誇らしいよ。」って。
この10年、正直しんどかった。苦しかった。逃げたかった。
でも娘のその一言で思ったんだ。この10年お父さんが全力でやってきたものはこれだ!と娘に胸を張って示す事ができる。それは本当に幸せなことじゃないかなって。
独立の頃のあの気持ちを忘れず。娘にとって自慢の父親でありたい。
年の瀬の今、僕はそう思うのです。