アパレルチェーンの店長のハードさは、しばしば問題になるので、業界全体の課題と言える。
なかなか想像しづらいかもしれないが、アパレルチェーンの店長のハードさは、しばしば問題になるので、業界全体の課題と言える。本当にとんでもない仕事量。(僕も経験者だからよくわかります)同じように服を扱う僕らはそれを絶対に変えたいと思っていた。単価を上げ、商品の絶対数を減らし、お客さんを選び、客数が少なくてすむように変えた。売場も内装工事の段階からハンガー掛けを基本とした売場にし、売場変更に時間が掛からないように工夫した。また「3割」の取組が「7割」の売上を作っている事実を理解してその3割がなんなのか?を調べあげて、それを凝縮して仕組みによる経営を進めた。そして、店長個人による裁量で出来る仕事を増やして、余計な報告や連絡を極力減らすようにしてる。おかげで(入ったばかりのスタッフには分かりづらいが)昔の1/3の仕事量で、昔の3倍の売上になってる。だから営業時間も短く、僕やスタッフの労働時間も短くともなんとか会社が回るようになってる。(特に余裕はないが)働き方改革が叫ばれるが、従業員を猛烈に働らかせて、成り立つビジネスモデルで成長してきた会社には今は相当キツイだろう。本当に変革していかないといけないのは、ビジネスモデルではなく、経営者の意識と視点ではないかと思っている。