夢を現実に落とし込む
17年前、会社を辞めたのはいいが、お店を出すにはどうしたらいいか僕には本気で分からなかった。だから図書館に行って調べたり、本屋で立ち読みしたしたがそれでも分からない。たまたま埼玉県が運営するベンチャー支援センターの存在を知り、すがる思いで足を運んだ。そこが大きな分岐点となったんだ。そこで大きな二つを学んだ。「物件はネットに頼らず自分の足で探せ」もうひとつは「夢を現実に落とし込むために収支計画を作れ」だった。特に二番目の収支計画は作りながら本当に震えが出て眠れなくなった。お店を運営するには経費が山ほど掛かり毎日、毎日こんなに客数と売上が必要なんだと初めて知ったからだ。夢を描くのは気分がいいが、現実は怖い。なぜなら現実とはお金であり家族の生活だから。でもその両方を一直線上に並べる事ができないと何も始まらない。実は今でも試算表を見たり、資金繰り表を作る時に怖くなり震える時がある。でもまずはそれを受け入れないと次の行動が生まれない。あの時と全く一緒だ。