損益分岐点ギリギリの経営
創業から数年とコロナ禍以外は何年もずっと黒字で比較的安定はしていたのですが、その黒字も(決して贅沢などしてない中で)損益分岐点ギリギリで余裕がある経営とは言えませんでした。もちろん今が左うちわなんてことは無いですが、前よりは格段に良くなっているし安定していると思います。その変わるきっかけをもらったのは初めて閉店も経験したコロナでした。具体的に何を変えたかというと、大きくは3つです。ひとつは財務の勉強を改めてしっかりしたこと。ふたつ目は売上重視ではなく生産性向上に舵を切ったこと。最後に自分たちの本当の価値ってなんだろう?を徹底的に問い直して新たなコンセプトを設定し(それに沿った行動に変えてきた)ことです。もちろん簡単ではなかったし、スタッフ全員の協力も必要だったので説明の時間も結果出るまでの根気も必要でした。ただ、こういったことに一定の感触と成果が見えると、逆に俺は経営というものの半分もわかっていなかったことを実感します。17年やって分かったように気持ちにもどこかなっていましたが、まだまだ半人前です。しかし、前よりかなり引き出しは増え、色々な経験の元前より焦らず判断や決断ができるようになった自分もいます。もうすぐ51歳になります。年齢でできないことが増えてきましたが、色々経験した今の自分にしか経営もあることが分かってきました。もっといいお店にしたいもっと働きやすい会社にしたいこれからも楽しみながら経営していきたいなと思います。