ホスピスからのメッセージ
テレビよりラジオを聴くほうが多い私ですが・・・早朝のラジオ番組,”ラジオあさいちばん”NHK第一5時~の中で、「健康ライフ」(5時37分)というコーナーがあるのをご存知でしょうか? 今週は”ホスピスからのメッセージ”と題して、「めぐみ在宅クリニック」の小澤 竹俊さんが出演されています。日頃、目にすることの無いホスピスの患者さんの事や、接するスタッフの心構えなど、興味深く聴かせて頂いています。 先生は”援助コミュニケーション”の重要性を訴えておられました。終焉を迎えつつある患者さんに対して、当初は、なんとか”理解をしてあげたい”、”苦しみを分かってあげたい”と考えていたそうです。しかし、健康な身体で日々生活している自分には、到底患者さんの苦しみを理解してあげることは出来ない。と悟ったそうです。そこで、考えを変えて、「私たちが理解をしてくれていると、患者さんが思うように接する」ようにしたそうです。たとえば、患者さんから、「昨夜、一睡も出来なかったんです。」と声をかけられた時。看護師さんが、「昼間から寝ているからですよ!」と、言ったのでは、患者さんにとっては、”分かってくれない人”となってしまう。 ”そうなんです!”と言わしめる接し方でないとダメだそうです。 大事なのは、患者さんが”この人は理解してくれている”と感じてもらうことだそうです。 ”聞く”ことの重要性も語っておられました。「聞いてくれる人がいる」と思ってくれる事が大事なんだそうです。 目からウロコのようなお話に、眠い目を擦りながら・・・つい聞き入ってしまいました。あすは最終日です。皆さんも聴いてみては如何でしょう。