ファンドマネージャー
この間、債券担当のファンドマネージャーを取材した。 面白いなあと思ったのは、債券を見ている人は悲観論者だということ。 株式市場は景気と連動している。 「設備投資が拡大した!」とか、「物価が上がった!」とかいうと、株価も上がる。 イコール利益が上げられる。 だから株式のファンドマネージャーはポジティブ。 チームの雰囲気も「いけいけ~」って感じ。 一方、債券と言うものは、金利が下がると上がるのだ。 金利が下がるというのは、景気が後退している局面なワケで、 「失業率アップ」「物価指数が下落」なんていうマイナスのニュースを探してしまう。 だから悲観論者になっちゃうんだって。 人間的にも、細かい人でなければ勤まらない。銭どころか、毛っていう単位を使うぐらい細かいから。 そして日本はゼロ金利だから、これ以上金利が下がらない。 つまり債券も上がりようがないという。 「株価には未来があるんですよ、いくらでも上昇する余地があるんだから」と言っていた。 しかし先週、私が確定申告で四苦八苦している時に、 すごいニュースがあったことよ。 量的緩和解除ですよ。 うおー。