だいじだよ！～宇都宮から

実家で過ごす夏季休暇はあっという間に時間が過ぎていきますね。残すところあと３日です。

昨晩も夜はゆっくり自宅で過ごしましたが、たまたまNHKでやっていたドキュメンタリー「二人の旅路」とう番組に感銘を受けました。今日はアップはやめておこうと思いましたが、どうしてもこの番組を紹介したくなって今書き込んでいます。


↑私のプロフィールを読んでいただければおわかりいただけますが、私はこの４月まで中国に駐在していて向こうで色々な体験をしてきました。中国人の良い面、悪い面を色々理解することが出来本当に有意義な時間を過ごしました。

そういうわけで今回のNHKの番組も中国関連のドキュメンタリーということで見始めたのですが、どんどん引き込まれていきました。この番組、今年の３月に放映さえたものが昨晩再放送されたようです。
http://cgi2.nhk.or.jp/navi/detail/index.cgi?id=1320110824

日本と中国、2つの国の激動の歴史に翻弄されながらも、一途な愛をつらぬいて生きてきた夫婦の物語で、夫の梁さんは国家一級の京劇スター。奥様も京劇で成功を掴み取られたのですが、奥様が日中戦争の日本人残留孤児だったことから色々と迫害を受けて日本への移住を決意されるまでを描いています。

中国でそのまま生活されていれば、生活は保証されていたはずの梁さんですが、京劇を捨て周囲からの干渉を受けない日本での生活を選択されました。

しかしお父様と死別された奥様（柴田さん）には日本に身寄りはなく、大変な生活を余儀なくされたとのお話に本当に心を痛めました。

番組の途中、梁さんが昨年の秋、取り壊される前の劇場の最終公演の舞台に招待され、梁さんご自身も人生最後の舞台として夫婦の愛を描く京劇「覇王別姫（ハオウベッキ）」を演じられていらっしゃいましたが、彼の演技はとても素晴らしく凛とされており、京劇ファンの一人として本当に残念に思いました。

さきほど梁さんと柴田さんご夫妻を支援するサイトが無いか探してみましたが、見つかりませんでした。福岡に住んでいらっしゃるようですが、今後も何かコンタクト出来る手段がないか探していこうと思っています。

一方、宇都宮にも中国残留孤児や中国人の方との交流を図る日中友好協会があることがわかりましたので、自分でも身近なところで何か協力できることがないか手足を動かしていこうと思っています。