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カテゴリ:公園・施設
↑1932年の11月23日に行われた献堂式には、教皇使節や大阪・札幌の司教、多数の教区長も参列し、シャンポン東京大司教の手によって日本で最初の聖別(コンセクラチオ)された聖堂となりました。 ウィキペディアによれば、「聖別」には聖公会においては大きく分けて、聖体の聖別、聖職者の聖別、物の聖別の3つがあるとのこと。いずれも物質(人)を神に仕えるために用いるために、聖なるものとする行為だそうです。 ↑松が峰教会の1角にはこんな蛙の彫刻が施されています。これは「さわやかに 朝の祈りの鐘鳴れと ねがひと過ぎぬ 君が教会」という宮沢賢治の短歌に由来しています。この歌に出てくる君とは、当時盛岡天主公教会のフランス人司祭であったアルマン・プジェ神父のことです。 プジェ神父は1931年に第3代主任司祭として松が峰教会に着任しましたが、その年は松が峰教会聖堂が完成した1年前のことでした。 その後、プジェ神父と宮沢賢治のと親交を記念して、1951年にこの「カン蛙(かんがえる)」という彫刻が設置されました。宮沢賢治の童話の1つ「蛙のゴム靴」という作品の中に登場するカン蛙がモチーフになっています。 2004年に主任司祭であったジャン・ワレが下のようなコメントを残されています。 祝別の祈り この蛙の彫刻を通して 流れる雨水の滝が、 大勢の人の喜びとなり、 当教会聖堂の新しい しるしとシンボルに なりますように。 父と子と聖霊のみ名に よって、アーメン。 ↑この十字架が聖別された証しのようです。 ↑聖水も置かれてありました。ここから先が神聖な場所となります。松が峰教会は1998年に登録有形文化財となりました。 ↑教会にはこんな聖書の一節が書かれたカードが用意されてあって、献金させていただき私も1枚部屋に持ち帰りました。部屋に飾って心に迷いが生じたときに眺めています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.12.25 18:34:24
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