267823 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

C級ランチ食べ歩記

C級ランチ食べ歩記

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

興國舎人

興國舎人

Freepage List

Comments

夕食研究会@ 中華シブヤ 久しぶりに京橋に行ってふらっと寄ってき…
tun-tun@ お久しぶりです お久しぶりでございます。 トマトベース…
peach0908@ 最近 C級の筈が、限りなくAに近いB級になってい…

Favorite Blog

国際ロマンス詐欺主… シャルドネ。さん

僕の本棚 たなべっち★さん
お取り寄せいいもの… か ず さ かさん
★キャバ嬢★成長日記 ★ことみ嬢★さん
アテネや音楽サイト 新撰組1116pomsoさん
Sweets Labo Bonbons てるみぃさん
旅して食べて昼寝して のんびり屋クランベリーさん
節約戦士・けちリー… けちリーマンGreenさん
金融ブラックも怖く… ブラックパラダイス2005m(_ _)mさん
Dec 20, 2004
XML
カテゴリ:ランチ




「牛筋味噌煮込定食」¥1200@黒塀横丁・羅かん、一風変わった経験でした

今回も忙しい合間に商品券が使える東京駅北のグルメ?街に出かけた。以前からちょっと入ってみたい店があったのだが、何となく行かないで終わっていた「羅かん」の「牛筋味噌煮込定食」¥1200である。これまでキッチン・ストリートばかりで、黒塀横丁は始めてである。一応名前の通りどのお店も黒塀型で、どこか京都の割烹街を思わせるような・・・まぁ比較にならないが、一応そう工夫してあるのである。以前からあったお店で「宮川」等は黒塀に参加してないが、一方で天津飯店は中華の赤から黒に模様替えで、これが成功してるとはどうも思えない感じである。

「羅かん」であるが、内装が広々としながらも、スペースを有効活用して機能的で素晴らしい。まず靴は脱いで上がる。でも畳ではなくて板の間である。しかし席はみな掘り炬燵ではないが、その種の腰掛が可能な造りでくつろげる。遠距離恋愛型なんてこと言い出した人はこの店などから連想したのかも。カウンターと調理場(オープン)の間のみ大理石風の石が境界で、木造り尽くめのお店にしては不自然な気もするが、色合いは自然で調和を乱したりはしていない点、やはりセンスがいい。
あっそうそう、先ほどの腰掛け席だが、なんと持ち上げると荷物入れになるのである。これのお陰で広い店に加えて余分な荷物のない、広々スペースが実現している。

このお店、居酒屋ではないがおでんが専門と言うから、結構変り種だと思うが、僕の目当ては「おでん定食¥1500」でなくて、「牛筋味噌煮込定食」である。これまで牛筋では一喜一憂して来た経緯があるが、今度は吉と出るか凶と出るか・・・。出て来た定食、見るからにお上品である。「牛筋」と言う言葉が合わない気がするくらいである。ご飯(お代わり自由)にメインの牛筋が結構な量で出て来るほか、おでんが二品これまた上品なすまし汁風に御椀で供される。後は白菜と菜の茎部分の自家製と思われる漬物、それと牛筋に自分の判断で追加するネギの微塵切りである。

実は心配事が一つ有り、それは僕は田楽とか強い味噌味が結構苦手で来た経緯である。僕の家系かもしれないが、お子様舌で、辛いものの美味さとかは親戚でもみな歳が行ってから理解した人が多い。最近の「蕎麦の会」などで大分辛い味噌味も好きになったが、今回は・・・でもそれは杞憂であった。確かにかなり辛い味噌であって、僕にはもう少し甘い味の味噌の方がいいのだが、牛筋が結構主張の強い食材なんで、丁度いいのである。時々感じる牛筋の調理法次第で感じる強い脂気は、味噌に上手く合っているのだ。しっかり煮込まれて柔らかい牛筋で、牛筋を知らない人が食べれば、普通の肉とさほど違うと思わないかもしれない。

おでんの二品は「だいこん」と「ボール状の揚げ物(僕流では薩摩揚げになる)」であるが、汁が上品でこれと一緒に食べていると、おでんと言うより汁物である。あの少々品が悪い?たこやきが明石焼だと何となく品がよく感じられると同じである。まぁそんな感じで飽くまで牛筋メインでおでんは具が立派な汁といった感じである。食べ方も人それぞれで、僕は最初すこしづつ牛筋煮込みを掛けながら食べていたが、途中からお新香で残りを食べてご飯をお代わりし、そのあとは多少下品だが、牛筋煮込をご飯に掛けて食べてしまった。まぁ結構楽しんだ気がした。

ところでこのお店はこれまでそばを通ると「絶対大阪」と思ってた(牛筋、おでんの二語が重なりそう思った)のだが、味わってみて確かに汁とか薄味で関西系な気がしたが、一方であの味噌の辛さも半端でなく、名古屋とかかなとも思った。聞いてみると全くの創作だそうだ。全体を支配する味の濃淡は関西系と言われるし、自分らも何となくそう思ってる・・・でも味噌は「八丁(八町?」に限定してるんで、名古屋近辺と思われても不思議でない・・・でも本当は銀座「おぐ羅」から独立して、大体は創作なんだそうである。店の名前が「羅漢」でなくて「羅かん」なのは「おぐ羅」から来ているのだろう。

この話を聞いていて以前「新規事業進出の3つのタイプ」を読んだことを思い出した。「アメーバ型」「飛び石型」「パラシュート型」である。繁盛して勢いある店は自然分裂のように暖簾分けして増殖して行く(アメーバ型でローリスクローリターン)、得意とすることと少し似た分野に無理せず飛ぶように進出する(飛び石型:ミドルリスク、ミドルリターン)、そして全然新たな分野や未経験な分野にいきなり真上から降りて進出(パラシュート型:ハイリスクハイリターン)。どれも簡単ではないが、素人のパラシュート型での失敗が如何に多いかは、親戚、知人友人で僕もイヤと言うほど事例を知ってる。大して差別力がないのに「お店を出しました」・・・半年後には「閉店」とかである。この点「羅かん」は飛び石型で、成功を狙ってるところのようだ。先を注目したいね。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  Dec 20, 2004 02:40:06 PM
コメント(4) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.
X