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テーマ:たわごと(26811)
カテゴリ:ちょっと真面目に
聞きたい曲が見付からない。
ウォークマンに千以上の曲を常に入れて持ち歩いてるのに、 このところ、聞きたい曲が見付からない。 家を出て、 何を聞こうが迷いながら歩いて 見つからないまま、新宿に到着してしまう。 そんな時は、 このまま新宿に背を向けて 会社まで歩いてやりたい気持ちになる。 聞きたい曲が見つからないというのは 音楽だけの事ではないような気がします。 自分自身、 どう進んで行ったらいいのかが分からなくなっている時、 そんな時は、 私は聞きたい曲にさえ、迷うのだと思う。 これも違う、あれも違う、 これも欲しい、あれも欲しい と、いつも、一つの事に満足せずに 私は、もっともっと、もっと上を と欲張っている気がします。 容姿も性格も才能も十人並みなのに 望むものだけは、 人一倍、高望みなのです。 仕事があって、 住む家があって、 家族がいて、 少ないけれど友達がいて、 一体、何が不満なのか 自分でも分からないのです。 だけど、私はもっともっとと望んで 高望み故、叶えることが出来ず 自分の人生に物足りなさを感じている。 私が男だったら良かったのかもしれない。 男だったなら、 少年よ大志を抱け!くらいに言われたのかもしれない。 だけど、私は女で、 どう贔屓目に見ても女で そんなことにすら、不満を抱いてしまう。 そんな私を見て、 ある人は、恋をしろと言う。 親は、早く結婚をと言う。 だけど、私はきっと、そのどちらも うまく行くはずがないなと思う。 私は何事も決めることができないのだ。 もっともっとと願う気持ちが強すぎて 一つに決めることが出来ないのだ。 自分から恋をして 奪うように、その恋を手に入れたとしても 結局は、自分から突放すように 手離してしまう。 それなのに、 望みのありそうな恋よりも 絶対無理な人に恋をする性質である。 自分自身が中途半場なくせに 中途半端が大嫌いで 自分が薄情なくせに、 裏切られると傷つく。 好きな曲は沢山あるのに、 聞きたい曲が見つからないのは こうゆう自分自身を写しているようで 恥ずかしいような 情けないような気持ちになる。 そう思う片隅で 私は一生そうやって生きて行ってみせると 覚悟に近い決心をするのだ。 そして、私は明日も、 聞きたい曲が見つからなくて 操作音だけを聞きながら 前を見て歩いて行くのだと思う。 半分は諦めで。 もう半分は希望を持って。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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