私と猫と編み日記-幸せな女と思われたい-

運が向いてきた！

多分、神様、チョロっと私の事思い出したんだと思う。
昨日言ってた台風とか、ガセネタだったんじゃねーっつーくらい、
爽やかな朝ですよ。ラジオ体操っぽく。

俄然、この引越しが上手く行く気がしましてね。
なんかしらのサプライズも起こっちゃうんじゃねーの？って。

で、携帯見たら、朝も早くから着信がありました。
珍しいーと思ってサクっと見たら
会社のおっさんでした。

なになになになにって。
なんだかんだ言って、あれ？手伝い？来ちゃう？って思って。

はやる気持ちを抑えて、留守電を聞いたら
完全に仕事の話だった。
１ミクロンも引越しの話題に触れてなかった。

まっ留守電だしねっつーことで
すばしっこく折り返したんですけども
やっぱり仕事の話だった。

朝早くごめんねーっつーのはあったけど
引越し頑張ってねーっつー
労いの言葉もなかった。

むしろ、
後日は触れれるけど、
今は触れたあかんっつー
彼の必死の雰囲気を感じ取れた。

さてと。

ジュディマリっぽく、自転車走らせて、
契約済ませて、鍵もらってっつーとこまでは順調だったんだけど
ほらね、なんと言っても金欠だからさ。
お金がないとね、引越しの時間指定とかも許されないわけ。
完全なるフリータイムですからね。
カラオケもびっくりっつーくらい、フリー。

なかなか電話が来ませんでね。
鍵貰ってからが長かったー。

優雅にカフェでコーヒーとか飲んだからね。
ちょっと昼寝もしちゃったかんね。
それでも、まだこなくて、
ビデオ見ちゃったかんね。
んで、感動しちゃったかんね。
それでも、まだこなくて、
じゃあ、もう一本って探してたら
ほんとホラー映画っぽく携帯が鳴り響きました。
ドッキーンってしましてね。
すげぇ、血圧上がった。

ようやく、やってきた引越し屋。
もうね、
これさお客さんとお客さんのついでっつーか繋ぎだからつー態度を
前面に出してました。
やる気があるかないかで言うと、
大分、ない方より。

ほんと、私なんて小心者の代表みたいな女ですからね。
低姿勢もいいとこ。
ほんと、一応こっちだって、お・・・お、お客さんなんやーって思ったけど
もうなんつーか、気持ちは２号さんみたいになってて
ほんと、影の女っぽくなってました。

その上、まーなんと言っても、
片付けられない症候群の上
捨てられない症候群の私は
とても単身らくらく引越しっつーのじゃ収まらない荷物の量なわけ。

どんどん荷物が運び出される中、
ポツネンとね、椅子が取り残されてるわけですよ。

引越し屋なんてね、もう見えてない感じでした。
椅子ってこれこの部屋の備え付け品でしょ？っつーね。

あれ？って不安になりましてね。

ビクビクしながら聞きましたよ。ほんと。
失禁も覚悟で。

「あ、あの・・こ、この椅子・・・も・・なんですけど！」って。

「も」の辺りでチビリそうだった。

そしたら
あ～！？みたいな顔されまして。

「これ、乗らないよ？」って。

ほんとにほんと？って疑いそうなくらい即答だった。
ちょっと押し込めば乗っちゃうんじゃないのー？って。

で、ちょうどその時、友達から電話が掛かってきて
ほんと、今回の引越しで「手伝う？」って言ってくれた
唯一の人だったんだけどもね、
彼女のタイミングの良さには毎度あっぱれなんだけどもね。
道端で会ったら、２時間は立ち話したいね。ほんと。

ナイス相談相手！と思って

「電車で椅子を運んだら、おかしな人かなー？」

って聞いてみました。

即答で
「おかしな人よ」

って言われました。

つーことで、
引越し屋に
このカラーボックスやめるから
椅子のほうを運んでくださいって頼んだ。

え？いいの？って聞かれたから、
や、あの、電車で運ぶことを考えたら
椅子は、ないな。って思いまして。って答えた。

そうってあっさり言われて
荷物が積み終わったんですけどね、
最後に、
そのカラーボックスも、ほんとはオーバーするけど、いいよ。ついでだから。って。

ほんと、神様に見えた。引越し屋。

じゃーすぐ新しい方行くから
あなたもすぐ行ってって言われて
自転車を猛スピードで走らせました。

まあね、ほんと荷物が多いものでね。
そんな単身らくらく引越しじゃ
荷物を全部運び終えるはずがないのよ。私の部屋。

とりあえず、大きいもの（カラーボックスも含め）は運んでもらったので
あとの小さいものは、
小さい自転車の荷台に括りつけて
旅行用カバンに詰めるだけ荷物を詰めて
ハンドルに掛けて
小さいバックに荷物を詰めるだけ詰めて
肩から掛けて
っつーのを１０往復はしました。

すれ違う人、すれ違う人、振り返ってました。
なにあれ、中国っぽくね？っつー声も聞こえてきた。

ほんとね、明日が健康診断だったら良かったって思って。
絶対、痩せたと思う。
多分、２キロは堅い。

それが惜しくてたまりません。