私と猫と編み日記-幸せな女と思われたい-

会社帰りにスーパーに寄ったら
秋刀魚が激安。

63円。

安くない？

って思って
一尾購入してルンルンで帰って来ました。
必殺一点買い。

だって、このご時勢
63円の物なんてそうそうないかんね。

今時、手紙だって
63円じゃ送れないからね。
ほんと、63円だったら
あたしだって、我先にとラブレター書くっつーの。
なのに、80円ですよ。
し・・・・敷居高いかな・・・って。

ね・・・。


まな板の上の秋刀魚と悪戦苦闘して
切れない包丁をこれでもかっつーくらい
振り回して
ようやく3枚卸にしたてたんですけどもね。
（つーか、実際は多分2.5枚卸分くらいに減ってたと思う。）

蒲焼にしよっつー事で
小麦粉まぶしたり
調味料合わせたり
イソイソしました。

ちょっとね、イソイソしすぎたかなーとは
薄々分かってた。

後ね、
調味料の入れ物。
あれも良くないと思うのよね。
なんつーか、
みんな似過ぎ。
それぞれの自覚なしだかんね。
味醂は味醂。
酢は酢で
もっとね、主張するべきだと思うんですよ。

余所見して冷蔵庫から取り出しても
あ、間違っちゃったって
触ったら分かるくらいの。
そんくらいの主張が出来なくてこれからどうするっつーの。

後ね、あたしの冷蔵庫もちょっといけない。
なんつーかね、
買ってまだ間もないっつーのに
先週ね、ぷっとか言って
豆電球が切れちゃったわけ。

冷蔵庫の中、長く寒い冬の訪れっつー感じで
結構ひっそり暗くなってます。
多分、引きこもりになる野菜とかも出てくると思う。

つーね、結構な要素が重なり合って
更に、テレビも見てたっつーのもあって

酒大さじ2
醤油大さじ1.5
砂糖大さじ1

位までは
まーねＣＭだったわけ。

で、
味醂大さじ1.5

のところでね、
「笑ってこらえて」なんつって
本編に入っちゃったわけ。

あれ？今大さじ2入れちゃったんじゃね？っつーね
結構曖昧さも発揮してたわけ。

秋刀魚を焼いて
調味料を合わせて
よしよしって思ってフライパンに顔近づけたんですけどもね。

あれ？って。
なんかね、なんかねー。
鼻がツンとするんですよ。


予想外。
すげぇ、酸っぱかった。

えー！！
と思って
一足お先に、冬が訪れてる冷蔵庫を確認したんだけどもね。
もうねービックリですよ。
明らかにこれ使いましたっつー瓶ね
「酢」って書いてあった。

なにこれ。って思って。

こんな漫画みたいな事が起こっていいわけ？
つーか、どうせ起こるなら
漫画のような恋を起こしたいっつーの。
こんなウッカリチャッカリなんつーのは
起きなくていいことなんですよねー。

ちょっと泣きました。

その後、秋刀魚なんか秋刀魚なんか・・・・ラランララララララーン
っつー事で
あっさり見捨てて
友達と飲みに行って
なんか、結構飲みすぎて
ちょっといい気分で
すっかり、確か酸っぱい秋刀魚がいたんじゃないかなーっつー事も忘れて
帰ってきたんだけどもね。

全然、フライパンに秋刀魚、乗ってた。
あたしが見捨てたときのまんま。
微動だにしてなかった。
ちょっと、「お帰りなさい」っつー声も聞こえてきそうだった。

がーん・・・と思って
仕方ないから一口食べてみた。




あ。
これ、結構いけんのね。


あたし、栗原はるみになれっかも！