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Jan 8, 2009
カテゴリ：普通の日記
朝も早くから
準備万全でやってきました。 黒っぽい巨塔の病院。 もうね、友達に言われたように 枕にはバスタオルも巻いてきた。 ウイダーインゼリーも 今、地震にあっても、 10日は生きられるっつーくらいの量を買い込んだ。 カップスープに関しては ほんと、大人買い。 ミネラルウォーターもばっちりだかんね。 夢のカートン買い。 つーことで、とうとう親不知と 決別の日がやってきました。 まあね、黒っぽい巨塔は 早く抜いたほうがいい、抜いたほうがいいって ギャーギャー騒いでるわけなんだけども 実際、あたしとしては 別に痛くも痒くもないし どっちでもいいやっつー心構え。 でもね、そんなことをちょろっとでも言った日には 完全にデリケート系の話題で 潰されますからね。 もうね、ここは、すんなり従うに限るんですよねー。 さてとっと。 ほんとねーこの病院寒くね？っつーくらい 人影薄。 黒っぽい巨塔に関しては、まだ来てませんからね。 ほんと、ヨダレ掛けをされて 治療台に横たわって 巨塔の出勤を出迎える形になってました。 従業員っぽく。 巨塔が白衣を着るのが早いか 椅子に座るのが早いかっつー 流れ技で ハイ、口開いてーっつってた。 で、麻酔注射を何本か打たれて その時点で、結構顔とかね、腫れてた。 割と、リスっぽく頬袋出来てました。 で、さ、じゃー始めますっつー掛け声と共に あたしの親不知に手が伸びてきたんだけどもね。 すげぇよ。ほんと。 あれ？巨塔って実は大工？っつーくらい ほんと、トンカチみたいので ガンガン叩き割ってました。 ほんとねーお願いだから その叩く的を外さないでねーって願うばかり。 こんなにね、 こんなにも男の人と接近っつーか 男の人に顔を触れられることが最近あっただろうかっつーくらい 黒っぽい巨塔と親密になってた。 ちょっとした腕枕っぽくなってましたらからね。 うっかり、ちょっとドギマギしちゃうくらい。 うっかりうっとりしてるうちに親不知、 見るも無残な破片となって 根こそぎ取り除かれてました。 終わりましたよーなんつー軽快な声と共に。 一生ついてきます、せんっせい！っつーくらい 感謝感激で会計に向かったんだけどもね。 薬が出てますよーなんつって。 で、口の中が血の味がするかも知れませんけど ウガイはあんまりしないで ガーゼを渡しますので、これ噛んでくださいねー っつって、 なんかちっちゃい袋に入った、ちっちゃいガーゼも添えて。 自転車乗って、軽快に帰ってきたんですけどもね。 結構早く終わったし、痛みもないし、 どーしよーこれからワイドショウ三昧？ なんつって、ちょっとウキウキしてたんですけどもね。 5時間後、ちょっと顔が青ざめてました。 全然ね、全然血の止まる気配ないわけ。 すげぇ、活火山っぽく出血してくる。 あ、ちっちゃいガーゼ！と思って カバンから出してきたんだけどもね。 ほんと、ちっちゃかったなーあの子たち。 見たまんま、 ちっちゃい袋に、ちっちゃいガーゼが5個くらい入ってたんだけどもね。 こんなんじゃ、全然おっつかねぇ。 ほんと、ものの1分でお役ご免ですよ。 ぜんぜん、止血どころか、 血を吸い取る気なしです。 そっからのオロオロはほんと酷かった。 もうね、何しても駄目なわけ。 口の中、血の海。 うっかりしてると 口からはみ出ちゃいますからね。 完全に吸血鬼っぽくなってた。 つーかつーか、口の中にひっそりちゃっかり ちっちゃい吸血鬼がいたと思う。 テレビはね、 ギャル曽根ちゃんが なんか、サービスエリアで これでもかっつーくらい 美味しそうなものを食べてるんだけどもね あたしは痛恨の血飲み。 しかも、飲みたくないのに勝手に飲んでますからね。 ほんと、ウイダーインゼリーどころじゃなかった。 水すらも飲みにくい。 ほんとね、コップとかも血だらけになりますからね。 ギャル曽根ちゃんが終わる頃、 ほんと怖くなってきて半泣き。 もう止まるだろうと止まるだろうと思って うっかり、歯医者に連絡しそびれてたんだけど その頃には、出来ない状況でした。 痛恨の時間外。 多分、今電話しても、梨の礫。 焦って焦って、 友達に電話しました。 タオルをギュっと噛んどきなさい！ っつー格言にすがりつきました。 えっえっえっえっって泣きながら バスタオルをちっちゃく切ったんですけどもね。 ほんと、多分、もう2、3時間多く 出血が止まらなかったら 危なかったと思う。 だって、ようやく血が止まった朝方 あたしの唇とかほんと ちびまる子の藤木っぽくなってましたからね。 しかも、貧血だから さみーのさみーのって。 家の中でコート着ましたからね。 息は荒め。 完全におかしな人だかんね。 しかも、トイレに行くだけで息切れですよ。 動くたびに三途の川が見えました。 川の向こう・・・・あったかそうでいいなーみたいな状況。 つーか、 親不知ってこんな生死をさまようもの？ 黒っぽい巨塔、全然なんてことないって顔してたんだけども・・・・。 つーか、つーか、 もう一個の親不知も取ろうとしてる節があった。 こんど、そっちに触れでもした日には がっちり勢い良く口を閉じて 指でも噛んでやるつもり。 ほんとね、 「痛い目ってのは、どんなお目目？」 なんつって、 矢吹ジョーは言ってたけど 多分、その目、 これだと思うよっつーことを 教えてあげたい。 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
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