私と猫と編み日記-幸せな女と思われたい-

会社に、すげぇ寒がりな男がいる。

あたしと同じ年なんだけどもね、
とにかく、
口開けば、
さみーさみーって言ってる。

しかもね、
結構な、ガタイっつーか脂肪の持ち主なんですよ。
多分、あたしの倍以上の体重を持ち合わせてる。
ウワサでは、体重三桁っつー・・・。

ほんとね、
一言、言わせて貰いたいのは
なんの為にその肉襦袢を持ち合わせてるんだっつーこと。

とにかく、そいつ、
会社に来て一番にすることは
暖房の温度を上げに行くことなんですよ。

もうね、ほんとすぐ分かる。
あっあいつ帰って来た！！って。
とんだ、お知らせチャイム。

そっからほんとね、
もういつ鼻血がでてもおかしくないっつーくらい
温度が上昇するわけ。

おっさんに、関しては
「暑いと思うと、ヤツがいる」ってつぶやいてた。
ちょっとした、振り返ればヤツがいるっぽくなってた。
ヤーヤーヤーヤーヤーって拳突き上げたいです。

流石に、みんなから
大ブーイングを受けてるっつーことに
薄々気が付いてきたのか
その男ね、
ふわっとしたフリースの上着を購入したらしいんだけどもねー。
もうねー全然、改善されない。
全く持って、鼻血と隣り合わせの状況は続いてるんですよ。

もうね、
そんなふわっとしたフリースじゃなくて
電化製品を買ってこいっつーことを言いたい。

あたしなんて、
暑さがすぐに顔に出るタイプ。
ほんと、面の皮は厚いのに
面の皮膚は薄いっつー
悲しいような、嬉しいような人生なわけ。

痛恨のオテモヤンですよ。
毎日。
頬紅要らず。

こっちも、黙って耐えてるタイプじゃないですからね。
温度を下げに行くわけですよ。

ふー
やっと楽になってきたーって思ったら
幸せも束の間、
即効で温度上げられます。

会社で飛んだイタチゴッコ。

ほんとねー
その男、あたしも人のこと言えないけど
東京に来て7年になるらしいんだけども
その間、彼女いたことがないっつーのね。

まあね・・・。
まあいいんだけども。

姫路（出身地）にいたときはいたっつーんだけどもね
最近はそれも怪しいなーっつー雰囲気。
つーか、あたしは怪しんでる。
多分、嘘っつーか見栄と踏んでる。

もうね、とにかく、そんなんなのに
そいつ、すげぇ理想高いわけ

ほんとね、どの口が言うっていつも言ってんだけどもね。

誰かが、あたしに
友達紹介してあげてよー
っつーから
誰かいたかなーって考えてたら、

「いや、俺、年下じゃないと駄目」

っつてた。

えー？って思って。
年下いたかなーって言ったら

「俺、巨乳がいい」

っつてた。


間髪入れずに、
おめぇに紹介できる友達はいないって言っといた。


ほんと生意気ーって思って。
選べる立場ー？って思って。

氷を背中に入れてやりたかった。
ほんと、殺意芽生えるっつーの。


今日も彼との戦いは続きます。