私と猫と編み日記-幸せな女と思われたい-

フキの皮むきをしていたら
珍しく電話が鳴った。

えー！！！！
この時間（20：00）にー！！！！

って思って
テンションが軽く上がりました。

だってまずね、
20：00周辺だったら
「近くで飲んでるんだけど」
って言われたら
全然参加できる時間じゃないですか。

打って変わって
深夜帯はまったく期待薄。

大抵が間違い電話が
迷惑電話かワンギリか。
はたまた、「世界を回す男」かですよ。
そんなもんです。


でね、
フキで濡れた手を急いで拭きながら
携帯開いたら、母でした。

結構、深夜帯の電話を同じくらい
テンション下がりました。
一気に。

だってまずね、
最近の母親の電話ときたら
開口一番に

「誰かいい人いないの？」

ですからね。

最近ね、たまたま土日に予定が入って
出かけてたら、
家にいない＝いい人（どんな人？）ができた
っつー構想になります。

で、妹を使者に出します。
「なんかね、お母さんが、いい人なの？って聞いてって言ってたけど？」
って。

めんどくせー・・・・・。

もうね、たとえ出来ても絶対言いません。
軽い気持ちで紹介なんて絶対できないかんね。
紹介なんてした日には
絶対母親、ひ孫の性別あたりを想像しちゃいますから。

そんなねーって。
男と女なんてねーって。

っつーことを、
今日は言いたい。

最初に戻るけどもね、
フキの皮剥きをしてたら
とにかく母親から電話が掛かってきたわけ。

とりあえず出ましたよ。

そしたら、
「今何してるの？何処？」

って言ってました。

つーかね、
家の電話に掛けてきて、
「何処？」じゃないよねっつーね
痛恨の質問。

で、
「フキの皮剥きしてるけど、何かあった？」
って聞いたら

「あんた、最近年寄り臭いわね」

って言ってた。

その年寄り臭い料理の根源は
あなたの料理ですよって事を
言ってやりたかった。

そんな料理ばっかり作ってるとねー
って今日は切り出しかなって思ったら
意外にも
妹に付いての相談でした。

まあね、７つ下の妹もね、
この４月から華々しく社会人デビューをしたわけなんだけど
どうも、既に「行きなくない」コールを
日々、母に向けてるらしい。

５月病どころか、
４月病。
つーか、それって三日坊主とかの
名称を貰っちゃうんじゃね？っつーね。

若人にあるまじき、
覇気のなさなんだけどもね。

母親の不満と言うとね
「お母さん、毎日宥めすかして、会社に行かせてるのよー」
って言ってた。

えー！！！！！！！！！！！！

って言いました。

その仕事続くのー？？？？
って。

つーか、つーか、
どうやって宥めすかしてるのー？
って。

すげぇ、興味深深で聞いたんだけど
「あっ、帰って来た」
っつーことで
あっさり、その話題は断ち切られたんだけどもね。

あんたは最初の頃どうだった？
って聞かれて。

えーもう随分前の事だから
あんまり覚えてないけどなー

って言ったら

「そうよね。もう１０年前だものね」

っつってた。


おいおいおいおいおいおいおいおいおいおいと。
ちょっと待てと。


あの、あたし、１２年目なんだけど？
って事を勇気を出して言ったら

「もうやだーお母さん」

って言ってた。

あたしもやだよ。

畳み掛けるように
「あんた、２７歳じゃなかったー？」
って。


２月に、
痛恨の２９歳になりました。
っつー事を小さい声で伝えておきました。

つーか、つーか
自分の娘の歳間違ってんなっつーのって。
２９歳を２７歳とかて
微妙だけど大きい間違いをしてんなっつーのって。
どんだけ時間が止まってるんだっつーのって。

「お母さんと30歳差じゃん！」

って言っておきました。

そしたら、
そんな言葉は全然聴いてない風に

「そしたら、もうそろそろいろいろどうにかしないとー！」

って言ってた。

どうにかなるものなら
とっくのとんまにどうにかしてます。

「いろいろ」の辺りがやらしいよね・・・・。


前置きが長かったけど
結局その話かと思って。

つーか、
寸劇打っちゃった？って。


節子は常に一枚上手。


フキの美味しい煮方を聞いたら

「お母さん、最近、ラトゥウユとかつくるのよね」

って言ってた。

ぬけがけ。