私と猫と編み日記-幸せな女と思われたい-

会社のオッサンに、
「電話だよー」

って言われたので
「あ、はーい」っつって代わったら

「あのさー。声だけでも、もっと若い男いないの？」

っつってました。

唐津の女王です。

「いないですよ。」

っつったら、

「見るからっつーか、聞くからにオヤジじゃん」

っつってた。

見なくても聞かなくても、
ほんと、おっさんばっかりなんですけどもね。

時々ね、
会社で飲みに行くと、
あたしなんてまさかの紅一点なわけですよ。

それなのにね、
全然大事にされてないところが
よく、わっかんないんだよねー。あたし。

つーか、
おめぇら、おっさんに評価されたくないっつーのが
もっぱらの、あたしの意見。
でもって、おめぇらはどうなんだっつーのが
もっぱらの、あたしの、会社のおっさんに対する評価。

でね、飲みに行くと、
すげぇ、みんなタバコ吸うわけ。
もうね、目とかヒリヒリしてくるくらいね。
喉とか、ガラガラになるくらいね。

飲み会が終わって、家に帰ると
なんか、服も髪も鼻の中も
全部、タバコ臭くなってるわけ。
もうね、ちょっとした火事に巻き込まれたー！？
っつーくらいの煙臭さ。

なんかさー。
それで毎度思うことは、
おっさん達が、タバコを吸って
吐いた煙が、あたしに纏わり付いて
それでもって、全身がタバコ臭くなってるわけ。
なんとなく、みんなに体中舐め回されたような気持ちになって、
一抹の不安が残ります。

っていう話は置いといてね、
唐津の女王

「絶対、枕臭いよ」

っつってました。

いやいやいや。

つーかね。

くせぇよって。

確かに、くせぇよって。

つーかね、
そうなのかなー？
とかね、疑う余地ナシなわけ。

むしろね、
臭くなかったときのことをの方が
逆に不思議ですからね。

そしたらね、
「耳の後ろも臭いよ」

っつってた。

もうねー。
多分、そこ、嗅ぐことないから安心してって。

つーかねー。
ほんと、若い子いないんですよね。

あたしの一回り上の、
隣の席の男が『若手』とかって言われてます。

本人も、まんざらでもないって顔してんの。
「まだまだこれからや」
みたいな顔しちゃってる。

でもね、実際ね、
２人の子持ちですからね。

完全に、『若手』の域を
逸脱してます。

お父さんじゃんって思って。
親父じゃんって思って。

遠くの部のほうにいる、
頼みの綱の
ちょっとあたしより若いのと
あたしと同じ年の男はいるんだけどもさ。

ちょっとあたしより若いのは
チクタクバンバンも知らないし
両面テープを
「ちょっとそこの、リャンメンテープ取って」っつったら
もう、なんの事だか分からなくてキョロキョロしちゃってるしね。

もう一人の、あたしと同じ歳の男は
万年ダイエット中だし
全然、やせねぇし、
この前まで、寒い寒いっつって
事務所の暖房のスイッチ握って
鼻血出るほど暑くしてたくせに
もうね、今は暑い暑いっつって
事務所の中、北極っぽくなってますからね。

全然、いても話にならないわけ。


もうねー。
本物の若手がいる会社に行きたい！

って言うのが、
最近のあたしのもっぱらの願いです。

で、
その頃、
唐津の女王は

「全員に、枕持ってこさせて」

っつってました。

揃ったら、
着払いで送らせてっつーか
贈らせていただきます。