私と猫と編み日記-幸せな女と思われたい-

ねーちゃんの引っ越した部屋を見たい！

つって。
節子（母）。

じゃあさ、別に2人で予定組めばいいじゃん。

つーかさ、あたしが先週風邪引いてたとか関係ないじゃん。

ってことなんですよ。
あとは、お土産にミカンはヤメてってことなんですよ。

大体、そんなもん。


つーかさー。
なんで、ねーちゃんの部屋を見に行くのに
あたしが一緒に行かないといけないんだっつーの。

ほんと巻きこまないでー。

でー。

でー。

でー・・・。

「お母さんと２人じゃ間が持たない」by姉
「お姉ちゃんと２人じゃ話すこともほらあれじゃない」by節子


完全にあたしの予定を中心に回ってました。


むしろね、あたしの部屋を見にくんじゃないかなぁー
って思って。

ちょっと掃除とかしました。

でも、待ち合わせは『新宿南口』って
ねーちゃんも言ってっから
多分ね、

ウチ・・じゃねぇな・・

って
深夜に思い直して寝たわけなんだけどもね。

で、このね、『新宿南口』。

もうね、節子にね、火曜日辺りから
口酸っぱくして

『南口だよ！南口だかんねっ！』

つって言ってきたわけなんだけどもね。

南口で待ってたら電話が掛かってきまして。

『新南口にいるけどっ！？』

つってた。

え！？
通じてなかった？
外人？
外人がいたっ。

『新』が付いちゃったら
違うっつーことにいい加減気が付いてもらいたい。

でもって逆に、
節子が待ち合わせ場所を設定すると

『西口の北口で待ち合わせお願いします』

とか言ってっからね。

ど・・・

何処やねん！？


まあ、すったもんだでなんとか会えて
ねーちゃんとこに行って
ひとしきり、お父さんの悪口とかも話して
ランチ食べて
さあ帰るってなったんだけどもね。

節子。

「あなた（私）とお父さんって、だんだん似てきたわよね～』

つってた。

え！？
あんだけ散々さっき、皆で悪口言った人じゃなかった！？
その似てるっつーお父さんって・・・。

で、ねーちゃん

「そうそうー。私（姉）はお母さんに似てる」

「えうよねー」

最後の「そうよねー」は
もちろん節子の台詞。

つーかさー。
だったら、あたし巻きこまないで
似たもの同士、２人で会えば・・・よくねぇ？


ねぇ？


で、

「そういえばさー地元の駅にできたショッピングモール
あたし、２回しか行ったことないー！」

って言ったら

節子、
「あそこは元々２階までしかないのよ～！」
って言ってた。


だから、外人！？
外人がいた！

節子、
ちょっと目離した隙に
国籍変わってた。

元気いっぱいで帰って行った節子の背中を見ながら
ミカンとリンゴが入った重たいビニール袋を片手に
雨の中、トボトボ帰りましたよー。

ちょっと泣いたよー。