私と猫と編み日記-幸せな女と思われたい-

はまるとしつこい私は、
一生懸命、脇目も振らずに編み物に励んだ。

励んで励んで励んだ挙句、
ああ、これで生計建てられたらいいのになぁと思っていた。

思っていたら、
原宿に店を持っている知り合いが、
「バック作って持って来れば、うちに置いてもいいよ」
と言ってくれた。

舞い上がった。

舞い上がって、例のごとく脇目も振らずに
編もうと思った。

思ったんだけど。


なんか、何故かはかどらない。


おっかしいんだよね。


その気になれば、
バック１個、一日で作れちゃうのが私じゃない！

どうしちゃった！？

自分を奮い立たして、編んだ。


バック３つ編むのに３週間掛かった。

３週間掛かって出来上がったのがこれ。



どれもこれも、全然、好きじゃない。

なんだろう、どうしてだろうと考えて気が付いた。

作る時、全然、楽しくなかった。
何のために作っているのか、分からないまま作っていた。

自分の為でもない。
誰かの為でもない。

$E3あ、これが、仕事にするということなんだと気が付いた。


このバック、出来上がって１０日経つのに
未だに、その店に持って行けてない。


多分、彼には近々謝って、
もう、持っていかないのだろうね。わたしは。

約１年前から始めた編み物。
毎日楽しくて、楽しくて楽しくて。
周りから驚かれるほどの、成長を見せた。

だけど、私は、これでお金を稼ぐより、
編み物好きのおばちゃんになるのを望んでいるということに気が付いた。

そうかそうかーとすっきりした。


そんな感じですっきりして最初に編んだのがこれ。



これは、今週末に会う、唐津の親友の為に編んだバック。

これと並行して編んだのがこれ。



猫好きの叔母さんからのリクエストなので、
裏地はネコ柄なのですよ。


たのしかったー。この３つ。

この３つ、３日で編み終えた。
まだまだ、情熱は消せやしない。

趣味は趣味でいいんだ。
でもこの趣味は、楽しすぎて楽しすぎて、
気が付かないふりをしていたけれど
いつの間にか、フランス語をゆうに超えた。

秋から、フランス語を通うの辞めて、
市ヶ谷のヴォーグ社に通おうか、考え中。

売るために作った３つのバック。
それをどうするかも考え中。