|
テーマ:たわごと(26809)
カテゴリ:普通の日記
10月です。
私の大好きな季節がやってきました。 だんだん、澄んでくる空気を肌で感じて 散りゆく葉を見る。 そして、猫とくっ付ける季節でもあります。 朝、起きると、猫が側で寝ている。 この上ない、喜びです。 もう、何年も前の秋の事になりますが、 当時、付き合っていた彼と 出かけた帰りに、実家の近くを通る事があった。 ついでだからと、彼は、挨拶に行くと言い出した。 私は、どうにか断ろうとしたのだけれど 理由が見つからなかった。 何故ならその日、私は、外国の住宅保存の素晴らしさなんかを 得意になって話していたのだから。 実家に付くと 割烹着姿で、毛玉の靴下を履いた母が出迎えた。 昨日はすき焼きだったのよなどと、要らぬ事を口走りながら 趣味の悪い座布団を出し、座らせた。 そして、煮物に漬物、という夕飯が食卓に上がった。 私は、その日、彼の顔を見ることが出来なかった。 -自分の周りを飾って言うことは、後になって大きな実りを自ら摘み取ることになる。 結婚と言うことになれば、辻褄が合わなくなるのは判っていた。 それでもよかった。いま、この瞬間が惜しかった。 (向田邦子 「春が来た」) それはそうと、 先日、出がけにポストを覗いたら、一通の手紙が。 開けてみると、 以前、私のバックをオークションで落札してくれた方からの 直々のバック作製依頼のお願いでした。 勿論、依頼はお受けして、ただ今作製中です。 嬉しくて、胸がドキドキしました。 本当に、これで生きていけるのなら! 私の挑戦は始まったばかりです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Oct 1, 2011 07:32:03 PM
コメント(0) | コメントを書く |