テーマ:今日聴いた音楽(75553)
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テレビドラマ「ひきこもり先生2」、第二回「言えなかったこと」のエンディングに流れていた曲がいいなあと思い、探してみた。行き着いたのはbaobab + haruka nakamuraの「カナタ」だった。ユーチューブではここにある。三つのパートから成り、最初のパート(およそ1分)はギター(古楽器のギターのようだ)だけの伴奏で女性ボーカルがAA"BB"構成(各4小節)のシンプルなメロディを透明に歌う。さらにAはaa'、A"はaa"、Bはba'そしてB"はba"から成っている、つまり2小節ずつ表すと、aa' aa" ba' ba"となり、a、a'、a"はほぼ同じメロディなので、バリエーションらしいバリエーションはbだけということになる。Bの部分ではホルンのような音も入っている。続いて、パート2(およそ4分)は、最初のパートの4分音符を3拍子に変えて12/8の曲にしている。ピアノとギターのアンサンブルで、ボーカルは明るく控えめに弾むように歌っている。パート2の間奏からフィドルとリズムセクションが加わる。僕の限られた民俗音楽の知識では、ケルティックの音楽のように聞こえる。パート2が終わると最初のパートに戻るが、AA"だけで終わる。A"では男性ボーカルのハーモニーが加わっている。
「海は光の先のあなたを隠してしまう、おぼろげな夢の中であの日のよう笑ってみせて」 ある音楽サイト(rateyourmusic.com)によると、haruka nakamuraの音楽ジャンルは、Modern Classical, Chamber Music, Ambient, Instrumental Hip Hop, Contemporary Folk, Impressionismとある。音楽家やバンドにレッテルを張る必要はないかもしれないが、はじめて聴く人にはある程度の指針になるだろう。「カナタ」という曲に僕が感じるイメージは、平和に浸る、自然との親和、言葉に出せない懐かしさ、スピリチュアルへの憧れ、流れて行った感情の切れ端を追いかける、子供の頃の無邪気な遊び。 ユーチューブの彼のページに掲載されたbiographyを張り付けておく。 青森出身 / 音楽家 「カナタ」という曲は、haruka nakamuraとbaobabのコラボレーションだ。baobabのホームページからも貼り付けておこう。 2004年結成。Maika (歌 / fiddle) 、古楽器製作家でもある松本未來を中心としたアコースティックサウンドを奏でる兄妹ユニット。結成当初より大分県山香町を活動の拠点とし、小さな場から発信する音楽表現、ものづくりや土に根ざした生活の中から生まれる音づくりを続け、二人の音楽的ルーツであるトラッド、古楽、フォークを自由なアレンジとスタイルで生み出している。2007年のニュージーランド全20公演の海外ツアーを経て4枚のアルバムをリリース。自主制作でつくられたアルバムはインディーシーンでロングセラーを記録。CM、映画への楽曲制作も行う。これまでに数多くのミュージシャンとも共演を重ねる。カテリーナの森で、森全体を自らデザインし、自然環境と人、音楽やアートと暮らしの融合をテーマにした音楽祭”Sing Bird Concert"を14年間主催してきた。その活動は多くの共感者を集め、地域からの表現発信の核となっている。写真家・川内倫子とともに映像作品を制作。ユーチューブの「カナタ」の解説によると、兄の松本未來(みらい)がギター、妹のMaikaがボーカルとフィドル、そして、haruka nakamuraがピアノ。作詞・作曲はこの3人のリレー方式だったとある。この曲が生まれたのは、baobabの拠点であるカテリーナの森だった。ちなみに、haruka nakamuraには「カテリーナの讃美歌」という曲もあり、これも「ひきこもり先生」の前のシーズンで使われた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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