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今年の頭に新しいパソコンを購入し、いろいろなソフトを数週間かけて再インストールした。数週間とは大げさな、と思うだろうが、退職者は忙しい、優先順位をこなしていたら数週間かかるのだ。ソフトの一つがアマゾン・キンドルのパソコン版、インストールは簡単だが、問題が発生した。購入済みの電子本がダウンロードできないのだ。ダウンロードを開始してしばらくすると、ビックリマーク(!)が出て、ストップする。再々インストールなど思いつくことをいくつか試したが、無駄だった。しかし僕には、7インチのキンドルもあるし、タブレットにインストールしたアンドロイド版もある、あるいはクラウド・リーダーを使ってもいいので、パソコン版のことはこの時点でいったん諦めた。
そして数か月が過ぎた。昨日試してみたが相変わらずダウンロードができない。 昔から夏休みの宿題は新学期の始まる前の週まで手を付けないのが得意だった僕も、さすがに堪忍袋の緒が切れた。アマゾンのサポートでチャットを要求することにした。 そして1時間半が流れた。問題が解決しないので、能力の高いサポーターに順次回されるのだろう、5人くらいのサポーターとチャットした。最後はこちらも疲れ、相手も限界に達し、「これは本に問題があるかもしれないので、その部門に回しますね」と最後通牒を突き付けられた。 とその時、天啓、閃いたのだ。ダウンロード先のフォルダーに問題があるんじゃないか、と。 実は、この新パソコンにしたときに、マイ・ドキュメント・フォルダーをマイクロソフトのクラウド・ストーレッジと同期させることにした。そうすれば、パソコンのハードディスクが壊れても、全てがクラウドに保存されているから、失うことはない。そして、キンドル本の保存先は、デフォルトでマイ・ドキュメント・フォルダー内に作成される。ということは、キンドル本をダウンロードするときには、おそらくこのマイクロソフトのクラウドに送られてくるのだろう。クラウドがアマゾンからの送信を拒否するか、あるいはアマゾンがクラウドへ送ることを拒否すれば、ダウンロードは失敗する。 早速、キンドルのパソコン版でキンドル本の保存先を変更した。パソコン上のフォルダーでクラウドと同期していないものに。すると、期待通り、ダウンロードができたのだった。 おそらく、アマゾンがクラウドに送ることを嫌ったのだろう、著作権の問題があるから、クラウドに載せて他のユーザーと共有されるのは困るから。それなら、どうしてチャットに出てきたどのサポーターもそういう可能性があることに気が付かなかったのだろう。サポートの質は、相変わらず低いのだなー、というのが今日の教訓である。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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