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彼・Aくんはいーちゃんと同級生。
幼稚園でずっと一緒だったので今はクラスが違うけれど彼のことはよく知っている。 Aくんは小さい時から身体が大きく、運動神経がずばぬけてよく、なんでもできた。 年長の時にすでにクロールをマスターし、タイムを縮めるクラスまでいっていた。 Aくんのお母さんは一人息子だし、そんなAくんを自慢に思っているようだった。 うちの子はすごい、と。 そして、彼も自分は皆とは違うと思っていたと思う。 Aくんはやんちゃな男の子。 悪い事もしていた。 でも、お母さんがAくんの代弁をして悪いことも悪くないようにもっていく。 つばをかけても『今、くしゃみしたんか?そうなんやろ?』 お友達を蹴っても『ここでばた足の練習してたんやろ?』という風に。 彼はウソも平気でつくようになっていった。 当然と思う。 そんな調子で幼稚園では常に一番でいたが、1年生にあがったAくん。 夏のプールでは潜って背後から急にやってきてお友達の頭を押さえつけて、『死ね』といいながら沈めようとして問題になっていた。 クラスで自分より背の高い男の子がいた。 自分にはかなわないこともでてきたようだ。 イライラすることも多くなり、突然前にいた女の子の背中をゲンコツで7回思いっきりたたきだしたらしい。 そして、彼女が肩からさげていた水筒を奪い取り、投げつけ壊したそうだ。 親は学校からの報告も『家ではそのような兆候はないので』ということで、問題と思っていない様子。 恐らく“我が子がそうなったのは原因が他にある”とか彼は悪くないという理由を言ってくるだろう。 幼稚園でもそうだったから。 朝Aくん親子が大声で『学校に行きたくない!』『なんでや!行け!』とケンカしていると近所の人が言っていた。 多分、Aくんは自分のいらだちをお母さんにも理解してもらえてないんだろうなぁって思う。 哀しいなぁと思うのは、Aくんのお母さんだって我が子がかわいいと思ってやっていること。 それは誰だって同じ思いで子育てしていると思っているし、まさか我が子がそんな行動をとるようになるなんて考えてしていないだろう。 私もそう。 私は人に迷惑をかけず、危険でなければ、やりたいことはやらせてあげたい主義。 その他はお行儀などの躾の部分では注意するけど。 でも、他人から見れば『子供に甘いんじゃない?』とか感じ方は色々だと思う。 その子の性質や性格、とりまく環境などで色々と変化していくだろうけど、自分が接している事で娘たちが大きく変わっているのかと思うと責任重大で、自分が正しいのかわからず、不安に思う。 最終的に娘たちが幸せな人生を歩んでくれれば。。。彼の事を通してそう感じるのでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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